英語オーラルコミュニケーション

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語オーラルコミュニケーション
科目番号 027 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科(2021年度以降入学者) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 前期:『Speaking Gym Primary』(数研出版)『Big Dipper English Communication Ⅰ』(数研出版)また適宜プリント(ハンドアウト)を配布する。 後期:『Interchange 5th Edition Level 1 Student’s Book A with Digital Pack』
担当教員 本荘 忠大,森永 治之介,David Fairweather

到達目標

前期
1.日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。
2. 実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。
3. 中学で既習の語彙、文法に加え、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、文法を習得して適切に運用できる。
後期
1. Students will be able to understand spoken and written English accurately.
2. Students will be able to express themselves confidently and fluently.
3. Students will be able to make a concerted effort to understand and be understood.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことがある程度できる。日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができない。
評価項目2実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)をある程度適切に用いることができる。実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができない。
評価項目3中学で既習の語彙、文法に加え、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、文法を習得して適切に運用できる。中学で既習の語彙、文法に加え、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、文法を習得してある程度適切に運用できる。中学で既習の語彙、文法に加え、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、文法を習得して適切に運用できない。
評価項目4Students are able to understand spoken and written English accurately.Students are able to adequately understand spoken and written English.Students are not able to understand spoken and written English adequately.
評価項目5Students are able to express themselves confidently and fluently.Students are able to express themselves, though are sometimes hesitant to speak.Students are not able to express themselves confidently and fluently.
評価項目6Students seek every possible opportunity to use English in classroom activities and pair work.Students make a moderate effort to use English.Students make a minimal effort to use English.

学科の到達目標項目との関係

電気情報工学科の教育目標④ 説明 閉じる
本科の教育目標③ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期:様々なスピーキング活動を通して、英語でのコミュニケーションを体験することによって、英語を話すことへの抵抗感をなくし、話し相手の反応に合わせて、英語によるスムーズな会話(やり取り)を行う能力を伸ばす。また、前年度の『英語コミュニケーションⅠ』の学習内容を、発展的なアウトプット活動に向けて繰り返すことによって、確実に定着させ、英語運用能力を向上させることを目標とする。
後期:In order to understand spoken and written English and to express themselves confidently, accurately, and fluently, students will observe English and practice it.
授業の進め方・方法:
前期は、クラスを半分に分け、日本人教員が担当する。後期は、クラスを分けずに、英語のネイティブスピーカー講師が担当する。
前期:授業の前半は、教科書『Speaking Gym Primary』を使用し、ペアでスピーキング活動を行う。後半は、教科書『Big Dipper English Communication Ⅰ New Edition』を用い、前年度に学習した語彙、文法事項、重要表現を定着させる活動、および表現活動を行う。表現活動においては、授業内で原稿作成、リハーサルを行った上で、最終タスク発表会を行う。
後期:The basic format of a lesson starts with a dialog which students listen to, read, and then practice with a partner. This is followed by some vocabulary building. Students then practice the new vocabulary by reading semi-controlled dialogs with a partner. Following this is less controlled conversation practice. The second part of the lesson starts with a listening activity followed by another chance for students to aquire new vocabulary. Students will then have a chance to speak again using the new vocabulary either in pairs or groups. The final exercise is a reading exercise which varies from reading for detail to scanning for information.
注意点:
前期:前期については、定期試験を行わず、授業中の取り組み、原稿、発表によって評価する。そのため、授業に積極的に取り組むこと、ペアやグループで協力して課題に取り組むことが重要である。
後期:Students are expected to participate enthusiastically in class activities.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Orientation
Unit 1(やりとり)Activity 1
・授業の進め方、学習の仕方がわかる。
・好きなことについて、会話を続けることができる①
2週 Unit 1(やりとり)Activity 2
Lesson 7 (1) 語彙・内容確認
・好きなことについて、会話を続けることができる②
・モルディブが抱える問題について書かれた英文を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることが出来る
3週 Unit 1(やりとり)Activity 3
Lesson 7 (2) 要約文完成、要約文の口頭練習、Story-Reproduction練習
・好きなことについて、会話を続けることができる③
・Lesson 7の要約文を完成させ、聞き手に伝わるように音読することが出来る
4週 Unit 2(発表)Activity 4
Lesson 7 (3) Story-Reproduction発表
・見えるものについて描写することができる
・英文の内容 をキーワードや絵を見ながら自分の言葉(英語)で再現することがきできる
5週 Unit 2(発表)Activity 5
Lesson 7 (4) 最終タスク(ロールプレイ)に向けての原稿作成①
・することについて描写することができる
・Lesson 7の本文で使われている表現を用いながら、トーク番組のシナリオを作成することができる
6週 Unit 2(発表)Activity 6
Lesson 7 (5) 最終タスクに向けての原稿作成②
・人物について描写することができる
・Lesson 7の本文で使われている表現を用いながら、トーク番組のシナリオを作成することができる
7週 Unit 3(やりとり)Activity 7
Lesson 7 (6) 最終タスク発表リハーサル
・提案する・誘うことができる
・相手にとって分かりやすい話し方をすることができる
・相手の言ったことを理解して繰り返し、さらに会話を続けることができる
8週 Unit 3(やりとり)Activity 8
Lesson 7 (7) 最終タスク発表会
・誘う・断ることができる。
・相手にとって分かりやすい話し方をすることができる
・相手の言ったことを理解して繰り返し、さらに会話を続けることができる
2ndQ
9週 Unit 3(やりとり)Activity 9
Lesson 8 (1) 語彙・内容確認
・誘い返すことができる
・特殊メイクアップアーテイストKazu Hiroについて書かれた英文を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることが出来る
10週 Unit 4(発表)Activity 10
Lesson 8 (2) 要約文完成、要約文の口頭練習、Story-Reproduction練習
・学校のことについて、説明することができる
・Lesson 8の要約文を完成させ、聞き手に伝わるように音読することが出来る
11週 Unit 4(発表)Activity 11
Lesson 8 (3) Story-Reproduction発表
・自分の理想について、説明することができる
・英文の内容 をキーワードや絵を見ながら自分の言葉(英語)で再現することがきできる
12週 Unit 4(発表)Activity 12
Lesson 8 (4) 最終タスク(ロールプレイ)に向けての原稿作成①
・自分の好きなことについて、説明することができる
・Lesson 8の本文で使われている表現を用いながら、トーク番組のシナリオを作成することができる
13週 Unit 5(やりとり)Activity 13
Lesson 8 (5) 最終タスクに向けての原稿作成②
・説明したり、理由を尋ねたりすることができる
・Lesson 8の本文で使われている表現を用いながら、トーク番組のシナリオを作成することができる
14週 Unit 5(やりとり)Activity 14
Lesson 8 (6) 最終タスク発表リハーサル
・仮定して話をすることができる
・相手にとって分かりやすい話し方をすることができる
・相手の言ったことを理解して繰り返し、さらに会話を続けることができる
15週 Unit 5(やりとり)Activity 15
Lesson 8 (7) 最終タスク発表会
・控えめに助言することができる
・相手にとって分かりやすい話し方をすることができる
・相手の言ったことを理解して繰り返し、さらに会話を続けることができる
16週
後期
3rdQ
1週 Lesson 1. Part 1
Introductions and greetings; names countries, and nationalities.
2週 Lesson 1. Part 2 Exchanging personal information. Talking about school subjects.
3週 Lesson 2. Part 1 Describing work and school. Wh-questions.
4週 Lesson 2. Part 2 Asking for and giving opinions. Describing daily schedules.
5週 Lesson 3. Part 1 Talking about prices. Discussing preferences.
6週 Lesson 3. Part 2 Making comparisons. Buying and selling things.
7週 Lesson 4. Part 1 Talking about likes and dislikes. Giving opinions.
8週 Lesson 4. Part 2 Making invitations and excuses. Yes/no and wh-questions with do.
4thQ
9週 Lesson 5. Part 1 Talking about families and family members. Exchanging information about the present.
10週 Lesson 5. Part 2 Present continuous yes/no questions. Quantifiers: all, nearly all, most, many, a lot of, some, not many…
11週 Lesson 6. Part 1 Asking about and describing routines.Talking about frequency.
12週 Lesson 6. Part 2 Discussing sports and athletes. Talking about abilities.
13週 Lesson 7. Part 1 Talking about past events. Giving opinions about past experiences.
14週 Lesson 7. Part 2 Talking about vacations, free time and weekend activities.
15週 Unit 8 Asking about and describing locations of places. Describing neighborhoods. Asking about quantities.
16週 Final Exam.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
英語運用能力向上のための学習実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者の意見を聞き合意形成することができる。2
合意形成のために会話を成立させることができる。2

評価割合

ExamsSpeechClass Participation発表原稿・課題積極性合計
総合評価割合3512325205100
基礎的能力261202520588
専門的能力0000000
分野横断的能力90300012