超スマート社会概論

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 超スマート社会概論
科目番号 068 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科(2021年度以降入学者) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 テスター,ラズベリーパイ,電子部品,プリント
担当教員 篁 耕司

到達目標

1. Society5.0 の超スマート社会を迎えるにあたって、電気と情報に関する基本的な原理・現象を理解することを目標とする。
2. ラズベリーパイを用いて電気回路やプログラムを作成する力を習得することを目標とする。 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気と情報を学ぶ上で必要とする超スマート社会を正しく理解し、正しく説明できる。電気と情報を学ぶ上で必要とする超スマート社会を理解し、説明できる。電気と情報を学ぶ上で必要とする超スマート社会を理解できず、説明できない。
評価項目2ラズベリーパイを用いて基本的な回路を正しく作成でき、プログラムを正しく作成できる。ラズベリーパイを用いて基本的な回路を作成でき、プログラムを作成できる。ラズベリーパイを用いて基本的な回路を作成できず、プログラムを作成できない。

学科の到達目標項目との関係

  電気情報工学科の教育目標② 説明 閉じる
本科の教育目標① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
Society5.0と呼ばれる超スマート社会を迎え、電気情報工学科で学ぶ電気と情報がどのように役に立っているかを学ぶ。電気と情報が超スマート社会で果たす役割を考える。また,ラズベリーパイを用いて実際に回路を作り,プログラミングをすることで、電気・電子・情報工学の基礎を身に付ける。さらに,学科横断グループ演習を実施する。
授業の進め方・方法:
この科目では,電気と情報に関する原理・現象を身近な物から理解することを目的とする。また,ラズベリーパイを用いて電気回路やプログラムをつくり,電圧,電流,抵抗などを測定することを通じてこれから学ぶ電気情報工学に興味を持つことを目的とする。さらに学科横断グループ演習において,共同作業能力を育成することを目的とする。
注意点:
授業では,電気情報工学の基礎を理解するため、補助教材のラズベリーパイを用いた実験を行う。また、課題を課すのでノートに必ず自分で解き提出すること。授業時間だけでは学習量が足りないので,自分で主体的に調べたりプログラムするなど、積極的な学習を望む。
本授業では「サイバーセキュリティ人材育成事業(K-SEC)」により設置された次世代教育演習室の設備を使用する

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 (1) Society5.0 (超スマート社会) Society 5.0の概要がわかる。
2週 (2) Society 5.0 と 電気 Society5.0 と電気の関係がわかる。
3週 (3) Society 5.0 と 数学 Society5.0 と数学の関係がわかる。
4週 (4) Society 5.0 と 情報 Society5.0 と情報の関係がわかる。
5週 (5) Society 5.0 と 科学 Society5.0 と科学の関係がわかる。
6週 (6) 電気と数学 合成抵抗の考え方や電気回路の簡単な文字式を理解でき,計算できる。
7週 (7) 単位、文字式 単位変換,文字式計算の基礎ができる。
8週 (8) 電気と方程式・不等式 電気回路の簡単な文字式による方程式・不等式を計算できる。
2ndQ
9週 (9) ラズベリーパイ ラズベリーパイを起動できる。
10週 (10) ラズベリーパイ ラズベリーパイのソフトウェアを動かすことができる。
11週 (11) ラズベリーパイ ラズベリーパイの部品が理解できる。
12週 (12) ラズベリーパイ ラズベリーパイを用いて、インターネットに接続できる。
13週 (13) テスターを使った実験(1) 実際に回路を作り,テスターを使って測定することを通じ,回路の起電力,電圧降下,電流などが理解できる。
14週 (14) テスターを使った実験(1) 実際に回路を作り,テスターを使って測定することを通じ,回路の起電力,電圧降下,電流などが理解できる。
15週 (15) テスターを使った実験(1) 実際に回路を作り,テスターを使って測定することを通じ,回路の起電力,電圧降下,電流などが理解できる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 (16)テスターを使った実験(2) 任意の回路を作り,電圧降下や,分岐電流を測定することができる。
2週 (17)テスターを使った実験(2) 任意の回路を作り,電圧降下や,分岐電流を測定することができる。
3週 (18)テスターを使った実験(2) 任意の回路を作り,電圧降下や,分岐電流を測定することができる。
4週 (19)ラズベリーパイと指数・対数関数 抵抗やLEDとして使われている電気材料や、指数関数・対数関数の特徴がわかる。
5週 (20)ラズベリーパイと指数・対数関数 抵抗やLEDとして使われている電気材料や、指数関数・対数関数の特徴がわかる。
6週 (21)ラズベリーパイと指数・対数関数 抵抗やLEDとして使われている電気材料や、指数関数・対数関数の特徴がわかる。
7週 (22)ラズベリーパイと指数・対数関数 抵抗やLEDとして使われている電気材料や、指数関数・対数関数の特徴がわかる。
8週 (23)ラズベリーパイと三角関数 光や交流といった波の簡単な原理が分かる。三角関数を計算することができる。
4thQ
9週 (24)ラズベリーパイと三角関数 光や交流といった波の簡単な原理が分かる。三角関数を計算することができる。
10週 (25)ラズベリーパイと三角関数 光や交流といった波の簡単な原理が分かる。三角関数を計算することができる。
11週 (26)Society 5.0 と セキュリティ Society5.0 とセキュリティの関係がわかる。
12週 (27) Society 5.0 と セキュリティ Society5.0 とセキュリティの関係がわかる。
13週  (28) Society 5.0 と プログラミング Society5.0 とプログラミングの関係がわかる。
14週  (29) Society 5.0 と プログラミング Society5.0 とプログラミングの関係がわかる。
15週  (30) Society 5.0 と 電気情報 Society5.0 と電気情報の関係がわかる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト・課題・レポート合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000