到達目標
1. 少人数グループ内において,意見集約のためのコミュニケーション,情報収集,ディスカッションができる.
2. グループ活動を通じて,アイディア検討やディベートなどを行い,与えられた課題に対するグループとしての意見を提案できる.
3. トイロボットやワンボードマイコンなどを用いた課題の解決に取り組み,グループで協力して問題を解決できるシステムを構築することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | グループ内において,意見集約のための自ら進んでコミュニケーション,情報収集,ディスカッションができる. | グループ内において,意見集約のための基本的なコミュニケーション,情報収集,ディスカッションができる. | グループ内において,意見集約のための最低限のコミュニケーション,情報収集,ディスカッションができない. |
評価項目2 | グループ活動を通じて,アイディア検討やディベートなどに積極的に参加し,グループとしての意見を提案できる. | グループ活動を通じて,アイディア検討やディベートなどに参加し,自分の意見を表現できる. | グループ活動を通じて,アイディア検討やディベートなどに参加できず,自分の意見を表現できない. |
評価項目3 | グループでの協力体制を整え,自発的に自分の役割を見出し,果たすことができる. | グループでの協力体制を整え,グループの仲間に支えられながら,自分の役割を果たすことができる. | グループに対して協力できず,自分の役割も果たすことができない. |
学科の到達目標項目との関係
システム制御情報工学科の教育目標③
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本科の教育目標②
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教育方法等
概要:
少人数グループに分かれ,グループでの活動を通じて,コミュニケーション能力などの分野横断能力を身につける.様々な課題に対して,話し合いなどを通じて意見を集約し,解決方法を提案するワークを体験する.簡単に動作させることができるトイロボットやIoT機器を使った課題に取り組み,最終的には問題解決できるシステムを構築し,グループごとに提案する.
授業の進め方・方法:
4~6名程度のグループに分かれ,与えられた課題について,話し合いを通じて解決していく.定期試験(中間・期末)は行わず,課題やレポート,発表内容にて評価する,課題の提出などは主としてLMSなどを通じて行う.
注意点:
本科目は,システム制御情報工学科における専門科目での実験・実習教育における動機付けを行うものとして位置付けられている.授業内で課される課題について,グループで協働して解決していくプロセスを経験することは,これからの実験・実習につながる重要なポイントとなる.授業中は積極的に自分の意見を述べるとともに,グループとして意見を集約するために自分ができることを見つけ出すことが求められる.
評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる.その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
簡単な合意形成ワーク |
簡単なワークを通して,グループ活動の基本である合意形成ができる.
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2週 |
トイロボットによる制御実験 |
トイロボットの操作方法を理解し,どのような制御ができるかについて説明できる.
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3週 |
学科横断授業づくり(1) |
学科横断授業に向けて,各グループで授業計画を立てることができる.
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4週 |
学科横断授業づくり(2) |
学科横断授業に向けて,各グループで授業に必要なプレゼンテーションを準備する.
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5週 |
学科横断授業(1)
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学科横断授業において,他学科の学生に対して実施する授業内容を確認し,準備することができる.
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6週 |
学科横断授業(2) |
学科横断授業において,他学科の学生に対して,授業を行うことができる.
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7週 |
学科横断授業(3) |
学科横断授業において,他学科の学生に対して,授業を行うことができる.
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8週 |
学科横断授業(4) |
学科横断授業において,他学科の学生に対して,授業を行うことができる.
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4thQ |
9週 |
学科横断授業(5) |
学科横断授業において,他学科の学生に対して,授業を行うことができる.
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10週 |
シングルボードマイコンを用いた制御システムの開発(1) |
IoT開発機器の操作方法を理解し,どのようなことができるかについて説明できる.
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11週 |
シングルボードマイコンを用いた制御システムの開発(2) |
与えられたパーツの使用方法を調べ,どのように活用できるかを説明できる.
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12週 |
シングルボードマイコンを用いた制御システムの開発(3) |
与えられたパーツを組み合わせることで,どのような応用ができるかを説明できる.
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13週 |
シングルボードマイコンを用いた制御システムの開発(4) |
与えられたIoT機器やパーツを用いて,独自のシステムを構築することができる.
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14週 |
シングルボードマイコンを用いた制御システムの開発(5) |
与えられたIoT機器やパーツを用いて,独自のシステムを構築することができる.
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15週 |
シングルボードマイコンを用いた制御システムの開発(6) |
自分たちで構築したシステムについてプレゼンテーションでき,レポートにまとめることができる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 情報収集・活用・発信力 | 情報収集・活用・発信力 | ディジタルツールを含む種々の手段や各種メディアを活用し、情報を収集できる。 | 3 | |
信頼性・妥当性・有効性などを考慮しながら情報を検証・評価できる。 | 3 | |
自己及び他者の権利に配慮し、適切な方法を用いて情報を活用し、効果的に情報発信できる。 | 3 | |
評価割合
| 課題 | 発表 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 20 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 20 | 20 | 80 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 20 | 0 | 0 | 20 |