概要:
金属、非金属材料を対象とした生産加工に関する各種工作法、機器の操作および測定、検査等の技能的体験を通して、理論と実際とを総合的に学習し、最適な作業や生産方法などを企画、実行する能力を養う。
授業の進め方・方法:
1.クラスを5班に分け、ローテーションで8工程の実技を習得する。
2.各工程の冒頭には、概論および基礎について学ぶ。
3.実習の経過と結果を忠実に記録し、終了後に結果に関する考察と感想を加えた報告書を提出する。
4.危険な作業を伴うので安全に関する心得を常に守ること。必ず工作実習テキストを予習すること。
注意点:
1.安全意識を高く持ち、危険予知能力を身につけること。
2.各種技術の理論と実際の工程の関連を意識すること.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 3 | 前1,前2,前5,前9,前13,後1,後3,後7,後11 |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 3 | 前1,前2,前5,前9,前13,後1,後3,後7,後11 |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 3 | 前1,前2,前5,前9,前13,後1,後3,後7,後11 |
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前9,後3,後4 |
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前9 |
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前7 |
やすりを用いて平面仕上げができる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。 | 4 | 前7,前8 |
アーク溶接の基本作業ができる。 | 4 | 前7,前8 |
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12 |
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12 |
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 3 | 後3,後4,後5,後6 |
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。 | 3 | 後3,後4,後5,後6 |
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。 | 3 | 前2,前3,前4 |
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。 | 3 | 前7,前8,後7,後8,後9,後10 |
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。 | 3 | 前7,前8,後7,後8,後9,後10 |
電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | キルヒホッフの法則を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | 後11,後12,後13,後14 |
重ねの理を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | 後11,後12,後13,後14 |