概要:
日本で培われてきた思想・歴史・言語・文学に関する基本的な知識を学びながら、日本文化がどのように成り立ち、どのような特徴をもって進展してきたかを考察し理解していく。
授業の進め方・方法:
日本文化について、古典・近現代のふたつの時期区分を設定して授業展開する。古典では日本の古典文学をジャンル別に学ぶことを通して、日本文化の背景について理解を深める。近現代の区分では、小説や映画、漫画、アニメーションといった諸ジャンルの発展を主たる学習内容としつつ、それらが歴史的社会的状況と関わりながら展開していく様相を学習する。中間試験を挟んで前半・後半に分け、それぞれ古典(倉持担当)、近現代(安藤担当)の授業を行う。
注意点:
・総時間数45時間(自学自習15時間)
・自学自習時間(15時間)は、日常の授業(30時間)に対する予習復習、レポート課題の解答作成時間,試験のための学習時間を総合したものとす る。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であることが認められる。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
【近現代】 ガイダンス――「文化」とは何か |
・学習の取り組み方や意義、評価法等がわかる。 ・「文化」概念とその歴史を理解できる。
|
2週 |
日本近現代文学とその発達 |
・日本近現代文学の発達の流れが理解できる。
|
3週 |
映画の起源とその発達① |
・映画の起源とその発達の流れを理解できる。
|
4週 |
映画の起源とその発達② |
・映画の起源とその発達の流れを理解したうえで、鑑賞に応用できる。
|
5週 |
漫画・アニメーションの起源とその発達① |
・漫画、アニメーションの起源とその発達の流れを理解できる。
|
6週 |
漫画・アニメーションの起源とその発達② |
・漫画、アニメーションの起源とその発達の流れを理解したうえで、鑑賞に応用できる。
|
7週 |
「世界」のなかの「日本文化」 |
・「世界」における「日本文化」へのまなざしについて理解できる。
|
8週 |
【古典】 ガイダンス 1. 史書・歴史物語
|
・学習の取り組み方や意義・評価法等がわかる。 ・史書や歴史物語の特徴を理解することができる。
|
4thQ |
9週 |
2. 説話 |
・代表的な説話文学を読み、その特徴を理解することができる。
|
10週 |
3. 和歌
|
・和歌の修辞技法と時代ごとの和歌の特徴を理解することができる。
|
11週 |
4. 物語
|
・古典物語のジャンルとその展開を理解することができる。
|
12週 |
4. 物語 |
・古典物語のジャンルとその展開を理解することができる。
|
13週 |
5. 日記・随筆
|
・文学としての日記や随筆の歴史や特色を理解することができる。
|
14週 |
6. 国学 |
・代表的な国学者の仕事を知り、国学の果たした役割を理解することができる。
|
15週 |
7. 古典芸能
|
・様々な古典芸能に触れ、その独自の世界を味わうことができる。
|
16週 |
期末試験 |
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |