到達目標
・ オペレーティングシステムの必要性と発展について説明できる.
・ プログラムの実行の環境であるプロセスとプロセス管理について説明できる。
・ ファイルシステム,入出力管理について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | オペレーティングシステムの必要性と発展について説明できる. | オペレーティングシステムの必要性と発展について説明できる. | オペレーティングシステムの必要性と発展について説明できない |
評価項目2 | プログラムの実行の環境であるプロセスとプロセス管理について説明できる。 | プログラムの実行の環境であるプロセスとプロセス管理について説明できる。 | プログラムの実行の環境であるプロセスとプロセス管理について説明できない. |
評価項目3 | ファイルシステム,入出力管理について説明できる。 | ファイルシステム,入出力管理について説明できる。 | ファイルシステム,入出力管理について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
システム制御情報工学科の教育目標②
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本科の教育目標①
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教育方法等
概要:
はじめに,オペレーティングシステムについて学び,情報システムの重要な要素の知識を身につける。
この科目は,企業で機械を制御するコンピュータシステム(数値制御装置)のソフトウエア開発を担当していた教員が,その経験を生かし,コンピュータの基本ソフトウエアであるオペレーティングシステムについて講義形式で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
システムの解析・設計・総合化は,技術的な問題の思考の道具として重要であることを理解する。
また,システムの考えは現代思想・社会科学・歴史において重要な役割を果たすことを理解する。
授業毎に配布するプリントに沿って講義を進める.自学自習課題を出すので,提出は期限内に行うこと.
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標は,B-3,D-1,D-2とする。
・総時間数45時間(自学自習30時間)
・自学自習時間(30時間)は,日常の授業(15時間)の予習・復習の準備・まとめ,および定期試験のための学習を総合したものとする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる.その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の進め方,システム工学Ⅰの位置づけ等を理解する.
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2週 |
コンピュータシステムの構造 |
コンピュータの構造の概要と,オペレーティングシステムの位置付けについて理解できる.
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3週 |
コンピュータとOS役割と歴史 |
コンピュータの発展とOSの必要性を歴史を踏まえて説明できる
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4週 |
プログラム実行する仮想コンピュータ(プロセス) |
プログラムを実行する”プロセス”の必要性について説明できる.
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5週 |
プロセス管理 |
プロセス管理の必要性について説明できる.
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6週 |
タイムシェアリングシステム(プロセス・スケジューリング) |
複数のプログラムを1つのCPU実行するための仕組みについて説明できる.
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7週 |
プロセス・スケジューリングと排他制御 |
排他制御の必要性についてを説明できる.
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8週 |
排他制御の実際1 |
排他制御の方法について説明できる.
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2ndQ |
9週 |
排他制御の実際2 |
排他制御をLinuxのシステムコールを用いて実験できる.
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10週 |
メモリ管理
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メモリ管理の必要性について説明できる.
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11週 |
メモリ管理
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初期のスワッピング,オーバーレイ方式を説明できる.,再配置問題を説明できる.
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12週 |
メモリ管理
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再配置問題を説明できる.
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13週 |
ファイルシステム
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ファイルを保持する方法と,セキュリティについて説明できる.
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14週 |
入出力管理
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外部とのやり取りを行う方法について説明できる.
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15週 |
まとめ |
OSとネットワークシステムとの関係などについて説明できる.
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 30 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 10 |