1. 互いに協力し合い、主体的に運動課題に取り組むことができる。
2. 自己の能力に応じて、運動における基本技術の習得や体力向上を目指すことができる。
3. 自己や周囲の安全に留意して活動することができる。
概要:
さまざまなスポーツ種目の基本技術習得と経験を通して、生涯に渡って主体的に運動・スポーツ活動を実践する態度と能力を養成する。また合理的な運動学習によって社会性や公正な態度を身につけさせる。
授業の進め方・方法:
前期はバレーボール・ソフトボール、後期は卓球・フットサルの歴史・特性・マナー・ルール等を学び、基本技術を習得してゲームを経験し、自主的に練習やゲームを運営できるようにする。また、後期において保健と連動して、体力トレーニングプログラムの実践を行い、自らの健康・体力の維持・増進をはかるための実践力を育成する。
注意点:
授業に際しては、安全面への配慮から必ず運動に適した服装で参加をすること。怪我の防止のために装飾品は外すこと。集団スポーツにおいては、チームワークの大切さを理解し、チームでの役割を考えチームプレーを心掛けて積極的に参加をすること。個人スポーツにおいては、勝利ばかりに固執するのではなく相手を尊敬し、認めたうえでゲーム運営ができること。体力トレーニングプログラムの実践においては、自らの体力の状態を知り、無理のないトレーニングを心がけ、特にトレーニング機器使用時には安全に十分気をつけること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス・新体力テスト①(握力・長座体前屈) |
・生涯スポーツの基本的考え方、カリキュラム、授業に際しての心得を理解することができる。 ・自己の体力水準を知り、今後の体力づくりの目標を立てることができる。
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2週 |
新体力テスト②(上体起こし・反復横跳び) |
・自己の体力水準を知り、今後の体力づくりの目標を立てることができる。
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3週 |
新体力テスト③(立ち幅跳び・20mシャトルラン) |
・自己の体力水準を知り、今後の体力づくりの目標を立てることができる。
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4週 |
バレーボール① |
・オーバーハンドパス、アンダーハンドパスを正確に行うことができる。 ・基本のパスを用いてゲームを行うことができる。 ・イン、アウトの判定、基本的な反則を理解し、相互審判をし、ゲームを進めることができる。 ・安全に配慮したゲーム運営・進行をすることができる。
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5週 |
バレーボール② |
・アンダーハンドやフローターなど、各種サーブを正確に打つことができる。 ・基本のサーブ、パスを用いてゲームを行うことができる。
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6週 |
バレーボール③ |
・サーブレシーブフォーメーションやスパイクレシーブフォーメーションを理解し、攻撃につなげることができる。 ・ポジションに関わる反則(ポジショナルフォールト、バックアタック等)を理解し、ゲームをすることができる。
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7週 |
バレーボール④ |
・これまでに学んだ知識・技能を生かして、 安全・公正にリーグ戦を行うことができる。
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8週 |
健康体育・座学「性について」① |
・性に関するトラブルについて深く考える ・思春期の心と身体の特徴を理解する
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2ndQ |
9週 |
新体力テスト④50m走・ハンドボール投げ グラウンドの説明 |
・自己の体力水準を知り、今後の体力づくりの目標を立てることができる。
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10週 |
バレーボール⑥ |
・これまでに学んだ知識・技能を生かして、 安全・公正にリーグ戦を行うことができる。
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11週 |
バレーボール⑦実技テスト |
・これまでに学んだ知識・技能を生かして、 安全・公正にリーグ戦を行うことができる。
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12週 |
ソフトボール① |
用具の使用方法・安全確認 バッティングの基本的動作について理解を深める
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13週 |
ソフトボール② |
・正しいボールの握り方ができる。 ・基本のスローイング、キャッチングができる。 ・正しいバットグリップと構えができる。
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14週 |
ソフトボール③ |
・各ポジションの守備位置がわかる。 ・チームで作戦を立て、ゲームにいかすことができる。
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15週 |
健康体育・座学「性について」② |
・性に関するトラブルについて深く考える ・思春期の心と身体の特徴を理解する
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16週 |
モルック① |
他国の文化スポーツに触れる・ルールを理解しゲームを実行できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
フットサル① |
・フットサルの技術的特性を理解し、各種キックを正確に行うことができる。 ・トウと足の裏をつかってのボールコントロールが出来る。 ・基本的なルールを理解し、相互審判をし、ゲームを進めることができる。 ・安全に配慮したゲーム運営・進行をすることができる。
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2週 |
フットサル② |
・ボールをコントロールしながら、シュートにつなげることができる。 ・1対1のオフェンスとデフェンスの方法が理解できる。
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3週 |
フットサル③ |
・コートのバランスを意識しながらプレーができる。 ・ゴールクリアランス、キックインが理解できる。
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4週 |
フットサル④ |
・これまでに学んだ知識・技能を生かして 安全・公正に実技テストやリーグ戦を行うことができる。
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5週 |
卓球① |
・卓球の技術的特性や基本的ルールが理解できる。 ・正しいグリップができる。(ペンホルダー、 シェイクハンド) ・各種打法の打ち方が理解できる。 ・基本的なルールを理解し、相互審判をし、ゲームを進めることができる。
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6週 |
卓球② |
・各種打法やサーブの打ち方が理解できる。 ・各種ストロークを用いてシングルスのゲームができる。
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7週 |
卓球③ |
・各種打法やサーブの打ち方が理解できる。 ・各種ストロークを用いてシングルスのゲームができる。
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8週 |
卓球④ |
・これまでに学んだ知識・技能を生かして 安全・公正にリーグ戦を行うことができる。
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4thQ |
9週 |
健康体育・座学「健康とトレーニング」① |
運動の意義を理解する・健康管理について理解する トレーニング計画を作成する
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10週 |
トレーニング実践① |
・無理のないトレーニングを心がけ、トレーニングマシン使用時には安全に十分気をつけて活動することができる。 ・「健康とトレーニング」①の授業で作成したトレーニングプログラムを実践し、自己の体力の向上に前向きに取り組むことができる。
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11週 |
健康体育・座学「健康とトレーニング」② |
トレーニング計画の反省をもとに、再度計画を立てる。 トレーニングの原理原則を理解する。
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12週 |
トレーニング実践② |
・「健康とトレーニング」②の授業で作成したトレーニングプログラムを実践し 自己の体力の向上に前向きに取り組むことができる。
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13週 |
トレーニング実践③ |
・トレーニング実践①・②の反省から作成したトレーニングプログラムを実践し自己の体力の向上に前向きに取り組むことができる。
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14週 |
健康体育・座学「健康とトレーニング」③ |
・3回のトレーニング実践を振り返り、自己の体力向上の目標を立てることができる。目標をもとに自主的にトレーニングを実践していくことができる。
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15週 |
競技選択① |
・事前に学んだ知識・技術を基に、運動に取り組むことができる。 ・構成されたグループで、練習・試合等についてどのように行うか検討し、自主的・計画的に活動することができる。 ・安全に配慮した運営・進行をすることができる。
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16週 |
競技選択② |
・事前に学んだ知識・技術を基に、運動に取り組むことができる。 ・構成されたグループで、練習・試合等についてどのように行うか検討し、自主的・計画的に活動することができる。 ・安全に配慮した運営・進行をすることができる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 2 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 2 | |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 2 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 2 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 2 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 2 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 1 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 2 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 2 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 2 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 2 | |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 2 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 2 | |
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。 | 1 | |
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。 | 1 | |
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。 | 1 | |
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。 | 1 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 2 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 1 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 1 | |