到達目標
1.地域に関連したテーマについて,これまで学んだ知識・スキルを使い,課題解決のためのプロトタイプを形にすることができる.
2.グループワークによるアイディア検討や合意形成などを通じて,グループとして課題に対する解決方法を提案でき,プレゼンテーションできる.
3.アントレプレナーシップの基礎知識を用いて,課題解決のためにチャレンジすることができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 自分たちが見出した課題について,これまで学んだ知識・スキルを使い,課題解決のために考案した独創的なオプションについて,対象者に評価してもらえる形でのプロトタイプを作成することとができる. | 自分たちが見出した課題について,課題解決のために考案したオプションについて,なんらかの形でのプロトタイプを作成することとができる. | 地域に関連したテーマにおいて自分たちで取り上げるべき課題を選択し,課題解決のために考案したオプションについて,プロトタイプを構築することとができない. |
評価項目2 | グループ活動を通じて,アイディア検討やディベートなどに積極的に参加し,自分の役割を明確にしながらグループとして具体的な解決オプションを提案できる. | グループ活動を通じて,アイディア検討やディベートなどに参加し,自分の役割を明確にしながらグループとして解決オプションを提案できる. | グループ活動を通じて,アイディア検討やディベートなどに参加するが,自分の役割を明確にしながらグループとして解決オプションを提案できない. |
評価項目3 | アントレプレナーシップの考え方をベースとして,課題を解決するために自分たちが実行できるオプションを考えることができる. | アントレプレナーシップの考え方をベースとして,課題を解決するためのオプションを考えることができる. | アントレプレナーシップの考え方をベースとして,課題を解決するためのオプションを考えることができない. |
学科の到達目標項目との関係
物質化学工学科の教育目標⑤
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本科の教育目標④
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教育方法等
概要:
北海道,道央地区,旭川近郊など地域に関連したテーマを見出し,取り組むべき課題を明確にした創造演習Ⅰを受け,実際の解決につながるプロトタイプの作成が本講義の目的となる.多様なメンバー(他学科の学生)の中で,チームにおける自分の役割を見出し,どのように貢献できるかを考えながら,メンバーと協働して活動を進める.各グループで提案した解決オプションに対してどのようなプロトタイプを作成するのか,これまで学んできた知識やスキルを活かし,グループワークにを通じて完成を目指す.最後にグループごとにプレゼンテーションを実施し,これまでの議論や解決策,作成したプロトタイプとその効果について発表する.
授業の進め方・方法:
創造演習Ⅰで形成された20名程度のグループを基本として,グループワークを進める,選んだテーマについてグループ(もしくはグループ内をさらに細かく分けたユニット単位)で議論をしながら,解決策や作成するプロトタイプについて合意形成をする.
グループワークでは,創造演習Ⅰに引き続きTeamsを用いたコミュニケーションも併用する.
定期試験(中間・期末)は行わず,課題・リフレクション,プレゼンテーション,プロトタイプの内容で評価する.課題などの提出はTeamsもしくはMicrosoft Formを通じて行う.
注意点:
学科横断型のチーム活動による授業であることから,取り組む課題の解決策を考えるプロセスを通して,分野横断能力を身につける.目標を達成するには,ユニット内での自分の役割を見出して,授業での活動に積極的に参加する必要がある.
評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる.その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であることが認められる.
外部講師による講演を予定している関係で,授業計画に記載している内容や実施時期は変更することがある.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション・解決オプションの再考 |
前年度に実施した成果発表会を振り返り,自分たちが取り組むべき課題を明確化できる.
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2週 |
ビジネス要素の検討1 |
課題に対して提案するオプションについて,ビジネス的観点から考察できる.
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3週 |
ビジネス要素の検討2 |
課題に対して提案するオプションについて,ビジネス的観点から考察できる.
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4週 |
解決オプションの再検討1 |
近隣自治体,地元企業などへのインタビューや受益者への調査を進め,解決オプションのブラッシュアップができる.
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5週 |
解決オプションの再検討2 |
近隣自治体,地元企業などへのインタビューや受益者への調査を進め,解決オプションのブラッシュアップができる.
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6週 |
プロトタイプ作成準備1 |
解決オプションに関するプロトタイプ作成に向け,必要なツールなどを明確にできる.
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7週 |
プロトタイプ作成準備2 |
解決オプションに関するプロトタイプ作成に向け,必要なツールなどを明確にできる.
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8週 |
解決策の具体化1 |
解決オプションに関するプロトタイプを作成できる.
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2ndQ |
9週 |
解決策の具体化2 |
解決オプションに関するプロトタイプを作成できる.
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10週 |
解決策の具体化3 |
解決オプションに関するプロトタイプを作成できる.
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11週 |
解決策の具体化4 |
解決オプションに関するプロトタイプを作成できる.
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12週 |
プロトタイプの検証1 |
作成したプロトタイプを用いて,実際に試験などを実施し,その効果を検証できる.必要であればプロトタイプの改善を実施する.
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13週 |
プロトタイプの検証2 |
作成したプロトタイプを用いて,実際に試験などを実施し,その効果を検証できる.必要であればプロトタイプの改善を実施する.
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14週 |
発表準備 |
自分たちが取り上げた課題,提案した解決オプション,作成したプロトタイプとその効果について発表資料をまとめることができる.
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15週 |
検証結果の報告(ピッチコンテスト) |
これまでのグループワークでの議論についてまとめ,活動内容を共有するために適切にプレゼンテーションできる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題・リフレクション | プレゼンテーション | プロトタイプ | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 20 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 10 | 0 | 20 |
専門的能力 | 20 | 0 | 10 | 30 |
分野横断的能力 | 20 | 10 | 20 | 50 |