到達目標
1. ルイス構造を書くことができ、価電子および原子価が理解できる。
2. アルカンに関して、IUPAC の命名法を使い、構造から名前を、また名前から構造を結びつけることができる。
3. アルカンに関して,その性質を説明でき,それらについて代表的な反応およびその分子内への導入法を示すことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目2 | アルカンに関して、IUPAC の命名法を使い、構造から名前を、また名前から構造を結びつけることが正しくできる。 | アルカンに関して、IUPAC の命名法を使い、構造から名前を、また名前から構造を結びつけることができる。 | アルカンに関して、IUPAC の命名法を使い、構造から名前を、また名前から構造を結びつけることができない。 |
評価項目3 | アルカンに関して,その性質を説明でき,それらについて代表的な反応およびその分子内への導入法を正しく示すことができる。 | アルカンに関して,その性質を説明でき,それらについて代表的な反応およびその分子内への導入法を示すことができる。 | アルカンに関して,その性質を説明でき,それらについて代表的な反応およびその分子内への導入法を示すことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
物質化学工学科の教育目標②
説明
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本科の教育目標①
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教育方法等
概要:
有機化合物の基本である炭化水素について,それらの構造,名前,性質および反応を学ぶ。同時に分子構造が物理的性質や化学反応性と密接に関連していることを理解する。
授業の進め方・方法:
教科書やプリントを中心にした講義に加え、小テスト等の演習を随時行うことにより理解を深める。
注意点:
・授業には分子模型を持って臨む。また必ず教科書を復習し,問題等にあたる。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる。
・前期および後期の16,17回目の授業については,補講日または時間割空き時間に実施する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
アルカンとシクロアルカン 命名と物理的性質(1)
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IUPAC の命名法に基づき、構造から名前を、また名前から構造の変換ができる
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2週 |
アルカンとシクロアルカン 命名と物理的性質(2) |
IUPAC の命名法に基づき、構造から名前を、また名前から構造の変換ができる
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3週 |
アルカンとシクロアルカン 命名と物理的性質(3) |
IUPAC の命名法に基づき、構造から名前を、また名前から構造の変換ができる
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4週 |
アルカンとシクロアルカン 命名と物理的性質(4) |
IUPAC の命名法に基づき、構造から名前を、また名前から構造の変換ができる
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5週 |
アルカンとシクロアルカン 命名と物理的性質(5) |
沸点や溶解度の分子構造との関わりを説明できる。
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6週 |
アルカンとシクロアルカン 立体配座(1) |
Newman投影式などの立体表記法似ついて理解できる。
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7週 |
アルカンとシクロアルカン 立体配座(2) |
ブタンの立体配座について説明できる。
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8週 |
中間試験 |
学んだ知識の再確認ができる。
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4thQ |
9週 |
アルカンとシクロアルカン 立体配座(3) |
シクロヘキサンの立体配座およびシクロアルカンのcis-trans異性について理解できる。
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10週 |
アルカンとシクロアルカン 立体配座(4) |
シクロヘキサンの立体配座およびシクロアルカンのcis-trans異性について理解できる。
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11週 |
アルカンとシクロアルカン 立体配座(5) |
シクロヘキサンの立体配座およびシクロアルカンのcis-trans異性について理解できる。
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12週 |
アルカンとシクロアルカン 反応(1) |
アルカンの基本的な反応について説明できる。
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13週 |
アルカンとシクロアルカン 反応(2) |
アルカンの基本的な反応について説明できる。
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14週 |
アルカンとシクロアルカン 反応(3) |
アルカンの基本的な反応について説明できる。
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15週 |
アルカンとシクロアルカン 反応(4) |
アルカンの基本的な反応について説明できる
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16週 |
学年末試験 |
学んだ知識の確認ができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 有機物が炭素骨格を持つ化合物であることを説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4 |
代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造から名前、名前から構造の変換ができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4 |
σ結合とπ結合について説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4 |
混成軌道を用い物質の形を説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4 |
誘起効果と共鳴効果を理解し、結合の分極を予測できる。 | 3 | 後5 |
σ結合とπ結合の違いを分子軌道を使い説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4 |
ルイス構造を書くことができ、それを利用して反応に結びつけることができる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4 |
炭化水素の種類と、それらに関する性質および代表的な反応を説明できる。 | 4 | 後12,後13,後14,後15 |
構造異性体、シスートランス異性体、鏡像異性体などを説明できる。 | 3 | 後6,後7,後9,後10,後11 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | レポート等 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 20 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 0 | 5 | 40 |
専門的能力 | 35 | 20 | 5 | 60 |