物質化学工学演習Ⅲ

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 物質化学工学演習Ⅲ
科目番号 106 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質化学工学科(2021年度以降入学者) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:使用しない / 参考書:新・公害防止の技術と法規(産業環境管理協会)
担当教員 小寺 史浩

到達目標

1. 化学工業における公害の発生原理や特徴について説明できる。
2. 公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 化学工業における公害の発生原理や特徴について正確に説明できる。化学工業における公害の発生原理や特徴について説明できる。化学工業における公害の発生原理や特徴について説明できない。
評価項目2 公害防止対策・環境管理・環境評価について正確に説明できる。公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

  物質化学工学科の教育目標⑤ 説明 閉じる
  本科の教育目標④ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
化学技術のめざましい進歩は、我々の生活をより快適で豊かなものにしてきた。その一方、公害の発生により、人の健康や環境・生態系に大きな影響をおよぼすに至っている。本講義では、公害防止対策・環境管理・環境評価に関する基礎的事項を学習する。
※実務との関係
この科目は、企業で関連分野の業務に取り組んでいた教員が,その経験を活かし,環境分析について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
本講義では、化学工業における公害の発生原理や特徴について説明するほか、公害防止対策・環境管理・環境評価についても取り上げる。授業内容に応じて課題を提示するので積極的に取り組んでもらいたい。分析化学(2年)、分析化学実験(2年)、機器分析(4年)、生物環境化学(4年)に連なる分野であり、必要に応じて復習し、本講義との関連性を考えることが大切である。必要に応じて講義の要点をまとめたプリントを配布する。なお、数回程度、レポートまたは小テストを実施する予定である。
注意点:
・総時間数90時間(自学自習60時間)
・自学自習時間(60時間)として,日常の授業(30時間)のための予習復習時間,理解を深めるための演習課題の考察・解法の時間および定期試験 の準備のための勉強時間を総合したものとする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる.その場合,各到達目標項 目の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本授業で取り扱う内容について理解し、説明できる。
2週 公害概論
化学工業における公害の発生原理や特徴について理解し、説明できる。
3週 大気環境における公害防止対策・環境管理・環境評価① 大気環境における公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。
4週 大気環境における公害防止対策・環境管理・環境評価② 大気環境における公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。
5週 大気環境における公害防止対策・環境管理・環境評価③ 大気環境における公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。
6週 大気環境における公害防止対策・環境管理・環境評価④ 環境に関する日本の法律体系および国際規格について説明できる。
7週 公害防止に関する法律・国際規格 公害防止に関する日本の法律体系および国際規格について説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 水環境における公害防止対策・環境管理・環境評価① 水環境における公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。
10週 水環境における公害防止対策・環境管理・環境評価② 水環境における公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。
11週 水環境における公害防止対策・環境管理・環境評価③ 水環境における公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。
12週 土壌環境における公害防止対策・環境管理・環境評価① 土壌環境における公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。
13週 土壌環境における公害防止対策・環境管理・環境評価② 土壌環境における公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。
14週 土壌環境における公害防止対策・環境管理・環境評価③ 土壌環境における公害防止対策・環境管理・環境評価について説明できる。
15週 公害防止に関する法律・国際規格 公害防止に関する日本の法律体系および国際規格について説明できる。
16週 学年末試験 学んだ知識の確認ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験表現能力・レポート小テスト・課題合計
総合評価割合601030100
基礎的能力2001030
専門的能力3052055
分野横断的能力105015