機械設計製図Ⅰ(1100)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 機械設計製図Ⅰ(1100)
科目番号 1M35 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科機械システムデザインコース 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 機械製図,林洋次他,実教出版
担当教員 井関 祐也

到達目標

(1) 基本的な図面の様式,主投影図の選択,断面図示法を理解できること.
(2) 各種の断面図示を利用して品物の内部形状を図示できること.
(3) 寸法記入・寸法公差・はめあい記号・幾何公差・表面性状を正しく記入できること.
(4) 略画法によりねじ,ボルト・ナットをを図示できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な図面の様式,主投影図の選択,断面図示法を正しく理解している. 基本的な図面の様式,主投影図の選択,断面図示法を概ね理解している. 基本的な図面の様式,主投影図の選択,断面図示法を理解できない.
評価項目2各種の断面図示を利用して品物の内部形状を正しく図示できる.各種の断面図示を利用して品物の内部形状を概ね正しく図示できる.各種の断面図示を利用して品物の内部形状を図示できない.
評価項目3 寸法記入・寸法公差・はめあい記号・幾何公差・表面性状を正しく記入できる. 寸法記入・寸法公差・はめあい記号・幾何公差・表面性状を概ね正しく記入できる. 寸法記入・寸法公差・はめあい記号・幾何公差・表面性状を正しく記入できない.

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP2 ◎ 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP3 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】夏学期週2時間、冬学期週2時間
機械システムは,多数の機械部品が精度良く組み立てられたものである.機械システムを製作するための第一段階は,製作図を描くこと(製図)である.製作図はJISで定められたルールに基づいて描かなければならない.本講義は機械工学を専攻する学生にとって,きわめて重要な科目である.
本講義は学習教育目標である『デザイン能力とものづくり能力の育成』を目指している.具体的な授業の目標は,機械製図規格,関連規格を正しく理解し,簡単な機械要素の製作図を正しく描くことができるように,製図能力と読図能力を育成することである.
授業の進め方・方法:
製図規格の説明や機械要素の説明を講義形式で行い,その後理解度のチェックのために演習問題,および,製図課題の作図を行う.
課題の取り組み60%,到達度試験40%
注意点:
 (1)休まないこと.(2)製図規格を正しく理解すること.(3)美しい図面を丁寧に作成すること.(4)演習・課題は全て期限内に必ず提出すること.(5)わからない点,疑問に思うことは積極的に質問すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 製作図のあらまし、図形の表し方 図形の表し方と製図の意義が理解できる.
2週 製図課題(図の選び方と配置)
3週 製図課題(図の選び方と配置)
4週 断面図示、特別な図示方法 断面図の表示法を理解し,それを具体的に書き起こすことができる.
5週 製図課題(断面図示)
6週 製図課題(断面図示)
7週 寸法公差・はめあい 公差の意味を理解できる.また公差を記入する方法が理解できる.
寸法記入方法を理解し,その応用ができる.
8週 到達度試験
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 製図課題(寸法記入)
2週 製図課題(寸法記入)
3週 幾何公差、表面性状 物体の表面形状にそくした製図ができる.
4週 ねじの種類、主なねじ部品、ねじ製図 ネジの種類とその機構について理解できる.
5週 製図課題(ボルト・ナット)
6週 製図課題(ボルト・ナット)
7週 製図課題(ボルト・ナット)
8週 到達度試験
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4
物体の投影図を正確にかくことができる。4
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
機械設計ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。3

評価割合

課題への取り組み到達度試験合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力6040100
分野横断的能力000