電気工学(1076)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電気工学(1076)
科目番号 3M34 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科機械システムデザインコース 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 基本を学ぶ電気と回路/小林敏志・坪井望/森北出版
担当教員 松橋 信明

到達目標

1.電気に関する基礎的な物理量や法則を理解し、計算できること。
2.直流回路を理解し、計算できること。
3.交流回路を理解し、計算できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1:基礎的な物理量や法則の理解、計算基礎的な物理量や法則を理解し、計算できる。基礎的な物理量や法則を理解し、ある程度計算できる。基礎的な物理量や法則を理解せず、計算できない。
評価項目2:直流回路の理解、計算直流回路を理解し、計算できる。直流回路を理解し、ある程度計算できる。直流回路を理解せず、計算できない。
評価項目3:交流回路の理解、計算交流回路を理解し、計算できる。交流回路を理解し、ある程度計算できる。交流回路を理解せず、計算できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP2 ◎ 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP3 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】春学期週2時間
機械工学分野、特にメカトロニクス分野において、電気の基礎や直流回路・交流回路は非常に関連が深く、重要である。本科目では、電気の基礎や直流回路・交流回路について学習し、機械工学分野における電気工学に関する分野横断能力を育成する。
授業の進め方・方法:
◎電気の基礎であるオームの法則やクーロンの法則を学習し、電気に関する基礎的な物理量について理解する。そして直流回路において、キルヒホッフの法則の適用や抵抗の直並列接続を学習する。また回路素子の取り扱いを理解し、様々な交流回路の計算方法について学習する。理論と現象を対応づけながら授業を進め、演習を多く取り入れ、計算力を高めると同時に講義内容をしっかりと理解させる方針である。
◎到達度試験70%、授業への取り組み(小テスト・レポート)30%の割合で評価する。総合評価は、100点満点として、60点以上を合格とする。答案及びレポートは採点後返却し、達成度を確認させる。
◎補充試験を実施した場合は、補充試験の点数のみで評価する。60点以上を合格とし、その場合の評価を60点とする。
注意点:
1.講義内容をより深く理解するために、予習・復習をしっかりやること。
2.授業中に演習を行うため電卓を必ず持参すること。演習を多く取り入れ学習意欲を増進させる授業を展開する。
3.授業以外にも自主的に例題や演習を行い、計算力を高める努力をすること。
4.自学自習の成果は、課題及び到達度試験によって評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、電気の基礎1(オームの法則、電圧、電流、抵抗)
2週 電気の基礎2(クーロンの法則、電荷、静電気力)
3週 電気の基礎3(電位、電力、ジュール熱)
4週 直流回路の基礎(キルヒホッフの法則、直列接続と並列接続の合成抵抗)
5週 回路素子(抵抗素子、容量素子、誘導素子)
6週 交流、交流回路(CR回路)
7週 交流回路(LR回路、LCR回路)
8週 到達度試験
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理電気導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。3
電場・電位について説明できる。3
クーロンの法則が説明できる。3
クーロンの法則から、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。3
オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。3
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。3
ジュール熱や電力を求めることができる。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000