CADⅠ(1108)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 CADⅠ(1108)
科目番号 3M36 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科機械システムデザインコース 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員作成資料
担当教員 郭 福会

到達目標

基本的な機能と操作法を理解し、図面を能率的にかつ正確に作図できるようになること。
ペーパー空間とモデル空間の概念を理解し、図の配置や倍率設定が適切に行えること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1AutoCADを用いて通常の図面を描ける。AutoCAD の構成を理解し、利用することができる。AutoCAD の構成を理解できない、利用することもでない。
評価項目2AutoCAD Mechanicalを用いて通常の図面を描ける。AutoCAD Mechanical の構成を理解し、利用することができる。AutoCAD Mechanical の構成を理解できない、利用することもでない。
評価項目3AutoCAD Mechanical を用いて標準備品の挿入、バルーンと部品表の作成できる、図面を出力することができる。AutoCAD Mechanical を用いて標準備品の挿入、バルーンと部品表の作成できる。AutoCAD Mechanical を用いて標準備品の挿入、バルーンと部品表の作成できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
製品の開発や設計・製造の過程において、図面の作成は必須である。工業界では、図面管理の容易さやNC加工への対応などから、CAD による図面作成が広く行われている。この授業では、CAD についての理解を深めるとともに、3学年後期以降の機械設計製図の授業で用いるAutoCADの使用方法を習得する。
授業の進め方・方法:
CAD システムの概要に続き、CAD ソフト「AutoCAD 2014」および「AutoCAD Mechanical 2014」による図面作成・編集方法を学ぶ。CAD を始めて使う人を念頭に、基本的な操作から解説し、演習を多く行って操作法を体得できるようにする。
注意点:
最後の授業において、一定時間内に作図するテストを行う。各機能について、自分一人で操作できるように身に付けておくことが必要である。課題への取り組みの中で自分が十分に理解できていない点が明らかになるので、担当教員等に質問して理解し、必要に応じてメモするなどしておくこと。またテスト前には、具体的な項目に対する達成度調査を行う。自分の達成度を率直に評価し、未達成部分の確認と自己学習に役立ててほしい。
成績評価の方法:作図テスト60%、課題等40%の割合で評価する。総合評価は、100点満点として、60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 AutoCADの基本操作、作図機能 AutoCAD2014ソフトの起動、終了および線分・円・長方形・ハッチングの操作ができる。
2週 図形編集機能、画層、構築線 移動・複写・回転・鏡像・延長・トリム・フィレット・面取りの操作ができる。画層の設定・表示ができる。構築線のオフセット・自動投影の操作ができる。
3週 作図演習、寸法記入、作業空間 各種寸法記入の操作ができる。モデル空間・レイアウト空間の理解および切り替えの操作ができる。
4週 作図演習、印刷 良い図面配置及び正しい尺度で印刷できる。
5週 作図演習 正しく図面を作成し、印刷できる。
6週 AutoCAD Mechanical 画層、作図、編集機能 線分・円・長方形・ハッチング・中心線の操作ができる。画層の設定・表示ができる。トリム・フィレット・面取りなどの編集機能の操作ができる。
7週 記号、陰線処理、詳細図 記号・陰線処理・詳細図の操作ができる。
8週 作図演習 正しく図面を作成し、印刷できる。
2ndQ
9週 穴座標表、寸法、公差記号 穴座標表の作成・寸法および公差記号の記入操作ができる。
10週 作図演習 正しく図面を作成し、印刷できる。
11週 標準部品、シャフトジェネレータ ボルト・ナット・座金・穴など標準部品及びシャフトジェネレータの作成ができる。
12週 バルーンと表題欄、印刷 バルーンと表題欄の作成・編集及び正しい尺度で印刷できる。
13週 作図演習 正しく図面を作成し、印刷できる。
14週 作図演習 正しく図面を作成し、印刷できる。
15週 作図テスト 90分内で正しく図面を作成し、印刷できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4

評価割合

試験60%課題40%合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力6040100
分野横断的能力000