到達目標
・直流回路や交流回路の計算やインピーダンスの計算ができる。
・ダイオードやトランジスタの半導体素子の物性や動作を説明し、回路計算ができる。
・トランジスタ増幅回路の回路計算ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
電気回路の基礎 | 直流回路や交流回路の計算やインピーダンスの計算ができる。 | 直流回路の計算や抵抗の計算ができる。 | 直流回路や交流回路の計算やインピーダンスの計算ができない。 |
ダイオードやトランジスタ | ダイオードやトランジスタの半導体素子の物性や動作を説明し、回路計算ができる。 | ダイオードやトランジスタの半導体素子の物性や動作を説明できるが、回路計算ができない。 | ダイオードやトランジスタの半導体素子の物性や動作を説明できない。 |
トランジスタ増幅回路 | 直流等価回路・交流信号等価回路を導いて、増幅回路の設計ができる。 | 直流等価回路・交流信号等価回路を導いて、増幅回路の特性が計算できる。 | 直流等価回路・交流信号等価回路を導いて、増幅回路の特性が計算することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
【開講学期】春学期週4時間
本コースの目標として、専門知識を学び、応用分野に関する問題解決に応用できることより、機械工学と密接に関連するエレクトロニクス分野を学習する。交流回路、ダイオードやトランジスタなどの半導体素子の物性、増幅回路、演算回路等のアナログ電子回路に関する基礎的知識を習得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
交流回路、電子装置システムと半導体電子工学、アナログ電子回路について学ぶ。興味を抱かせるように実際のデバイスを例にとり、また、工学実験Ⅰとのつながりを考え、理論と現象を対応づけながら、学習を進めていく。
総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。答案は採点後返却し、達成度を伝達する。
平常の課題・演習等で30%、期末の到達度テストの得点を70%にて評価する。補充試験の場合、最大60点とする。
注意点:
予備知識が少なく、多彩な内容なので、授業中に理解することが重要である。3年の電気工学とつながっている内容ですので、復習しておくことも大切である。設計や演習を多く取り入れ、学習意欲を増進する授業を展開する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
電気基礎、直流回路の復習 |
電気基礎,直流回路の基礎について説明できる
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2週 |
交流回路、インピーダンス、交流電力 |
交流回路の基礎,インピーダンスについて説明できる
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3週 |
ダイオード、トランジスタ、半導体物性、半導体物質、pn接合 |
半導体物性の基礎,pn接合の原理について理解し説明できる
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4週 |
ダイオード、トランジスタ、半導体物性、半導体物質、pn接合 |
半導体素子の基礎,各種半導体素子の原理について理解し説明できる
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5週 |
トランジスタのスイッチ作用と増幅作用 |
トランジスタの基本的な動作について説明できる
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6週 |
①トランジスタのスイッチ作用と増幅作用 ②トランジスタ増幅回路 |
トランジスタのスイッチ作用と増幅作用について説明できる
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7週 |
トランジスタ増幅回路 |
トランジスタ増幅回路の動作原理について説明できる
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8週 |
到達度試験 (答案返却とまとめ) |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 電気 | オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。 | 3 | 前1,前2 |
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。 | 3 | 前1,前2 |
ジュール熱や電力を求めることができる。 | 3 | 前1,前2 |
評価割合
| 試験 | 小テスト、演習、レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 30 |
専門的能力 | 50 | 20 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |