工学演習Ⅱ(1110)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 工学演習Ⅱ(1110)
科目番号 5M23 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科機械システムデザインコース 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員作成プリント
担当教員 井関 祐也,黒沢 忠輝

到達目標

・機械工学における重要専門科目の熱力学を使いこなせる。
・機械工学における重要専門科目の機械力学を使いこなせる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1熱力学の公式を使って応用問題を解く事が出来る.熱力学の基礎問題を公式を使って解く事が出来る.熱力学の基礎問題を公式を使って解く事が出来ない.
評価項目2機械力学の公式を使って応用問題を解く事が出来る.機械力学の基礎問題を公式を使って解く事が出来る.機械力学の基礎問題を公式を使って解く事が出来ない.

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
開講:冬学期、週4時間
本講義では,機械工学系技術者や研究者に重要な力学科目である熱力学,機械力学を復習して理解力を更に向上させるとともに,応用能力を養成する。
授業の進め方・方法:
配布プリントによる演習を中心に行う。熱力学は4年生の復習が主となる。機械力学は1自由度系の振動が主となる。またレポート課題を課すとともに小テストにより到達度を確認する。
注意点:
・提出課題は,必ず提出期限を守り,すべて提出すること。
・電卓を準備すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 熱力学① 熱力学の基本的な問題を解くことができる。
2週 機械力学① 機械力学の基本的な問題を解くことができる。
3週 熱力学② 熱力学の基本的な問題を解くことができる。
4週 機械力学② 機械力学の基本的な問題を解くことができる。
5週 熱力学③ 熱力学の基本的な問題を解くことができる。
6週 機械力学③ 機械力学の基本的な問題を解くことができる。
7週 熱力学④ 熱力学の応用問題を解くことができる。
8週 機械力学④ 機械力学の応用問題を解くことができる。
2ndQ
9週 熱力学⑤ 熱力学の応用問題を解くことができる。
10週 機械力学⑤ 機械力学の応用問題を解くことができる。
11週 熱力学⑥ 熱力学の応用問題を解くことができる。
12週 機械力学⑥ 機械力学の応用問題を解くことができる。
13週 熱力学⑦、小テスト
熱力学の応用問題を解くことができる。
14週 機械力学⑦、小テスト
機械力学の応用問題を解くことができる。
15週 小テストの答案返却とまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学振動の種類および調和振動を説明できる。4
不減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
調和外力による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
調和変位による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
熱流体熱力学で用いられる各種物理量の定義と単位を説明できる。4
閉じた系と開いた系、系の平衡、状態量などの意味を説明できる。4
熱力学の第一法則を説明できる。4
閉じた系と開いた系について、エネルギー式を用いて、熱、仕事、内部エネルギー、エンタルピーを計算できる。4
閉じた系および開いた系が外界にする仕事をp-V線図で説明できる。4
理想気体の圧力、体積、温度の関係を、状態方程式を用いて説明できる。4
定積比熱、定圧比熱、比熱比および気体定数の相互関係を説明できる。4
内部エネルギーやエンタルピーの変化量と温度の関係を説明できる。4
等圧変化、等積変化、等温変化、断熱変化、ポリトロープ変化の意味を理解し、状態量、熱、仕事を計算できる。4
熱力学の第二法則を説明できる。4
サイクルの意味を理解し、熱機関の熱効率を計算できる。4
カルノーサイクルの状態変化を理解し、熱効率を計算できる。4
エントロピーの定義を理解し、可逆変化および不可逆変化におけるエントロピーの変化を説明できる。4
サイクルをT-s線図で表現できる。4

評価割合

小テスト課題等合計
総合評価割合4060100
基礎的能力000
専門的能力4060100
分野横断的能力000