到達目標
1. 水、大気などの自然環境に関わる汚染物質(その指標を含む)に関する基本的知識を習得して説明できる。
2. 公害防止に関わる環境基本法、各汚濁防止法に関する基本的知識を習得して説明できる。
3. 騒音や廃棄物の発生源と現状および対策に関する知識を習得して説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 水、大気などの自然環境に関わる汚染物質とその指標に関する基本的知識を習得して説明でき、応用もできる。 | 水、大気などの自然環境に関わる汚染物質とその指標に関する基本的知識を習得して説明できる。 | 水、大気などの自然環境に関わる汚染物質とその指標に関する基本的知識を習得していない。 |
評価項目2 | 公害防止に関わる環境基本法、各汚濁防止法に関する基本的知識を習得して説明でき、応用もできる。 | 公害防止に関わる環境基本法、各汚濁防止法に関する基本的知識を習得して説明できる。 | 公害防止に関わる環境基本法、各汚濁防止法に関する基本的知識を習得していない。 |
評価項目3 | 騒音や廃棄物の発生源と現状および対策に関する知識を習得して説明でき、応用もできる。 | 騒音や廃棄物の発生源と現状および対策に関する知識を習得して説明できる。 | 騒音や廃棄物の発生源と現状および対策に関する知識を習得していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
(夏学期週2時間)今や環境問題は人間の生存と地球生態系の維持に係わる問題であり、われわれ一人一人が正しい科学知識をもとにした広い視野をもって、人類や地球の将来を考えた行動をとることが必要である。本教科では地球・地域環境の中で、水質汚染、大気汚染、騒音、廃棄物問題を理解し、持続可能な社会を実現するための方策について自ら考え、環境工学を学ぶための基礎とする。
※実務との関係
この科目は公的機関で水環境での水質管理や自然環境保全に対して実務経験のある教員が、その経験を活かし、水環境での水質問題、自然環境保全等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
環境問題への対応は、21世紀における技術者に課せられた使命であることを認識させる。パリ協定の発効により、化石燃料に依存しない社会の実現は全人類の課題となった。本教科では、地球・地域環境の中で、水質汚濁と大気汚染の原因物質(またはその指標)と現状および実施されている対策について学習する。また、騒音、廃棄物については、発生源と現状および対策・保全防止技術を学習し、環境保全の意義を理解させる。演習課題、レポートの提出で20%、到達度試験80%の割合で評価する。総合評価は100点満点とし、60点以上を合格とする。答案は採点後返却し、達成度を確認させる。補充試験の場合は、試験の点数のみで合格となる。
注意点:
作成したプリント資料を中心にプロジェクター等を使用して授業を進める。また授業の理解を助けるため関連した演習課題や小テストを行うことがある。添削返却の際には正解を解説し各自の達成度を伝える。また基本的な学術用語は英語で表記できるようにする。自学自習の成果は演習課題や到達度試験で評価する。質問など分からない点があればオフィスアワーを含めて何時でも来室されたし。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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2ndQ |
9週 |
水循環と水質汚濁 河川の自浄作用と上下水道 |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 技術者を目指す者として、自然資源の維持などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。
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10週 |
水環境の指標(固形物、有機物) |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。
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11週 |
水環境の指標(栄養塩類、微生物、有害物質) 富栄養化 |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。
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12週 |
水環境の保全 大気環境(大気汚染物質) |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。
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13週 |
大気環境(汚染防止技術) 騒音(音源、現状) |
技術者を目指す者として、自然資源の維持などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。
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14週 |
騒音(対策) 廃棄物(現状と発生源) |
技術者を目指す者として、自然資源の維持などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。
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15週 |
廃棄物(処理処分、対策) 循環型社会形成 |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。
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16週 |
到達度試験 (答案返却とまとめ) |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 2 | |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 演習課題 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |