概要:
・就職活動や編入学試験に向け,水力学や熱力学の基礎的な事項を身に付ける。
・技術英文の読解力の向上。
・自主探究で得られた結果の要約文の書き方(日本語と英語)、また図表の英語表示と説明の仕方を身に付ける。
授業の進め方・方法:
・水力学や熱力学の基礎的な事項に関する演習を行い,基礎事項の定着化を図る。また,時間が許せば授業中に扱えなかった発展的な事項(熱力学的関係式,いろいろなサイクル)についても学習する。
・技術英文を読みながら、要約文(アブストラクト)、図、表の描き方や説明の仕方を習得する。
注意点:
・熱流体演習:演習課題をすべて提出すること。成績は提出課題で評価する。
・技術英語:電子辞書(英和辞典)を持参すること。課題はすべて提出すること。成績は提出課題で評 価する。
・自主探究に関する資料を持参すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 熱流体 | 流体の定義と力学的な取り扱い方を理解し、適用できる。 | 4 | |
流体の性質を表す各種物理量の定義と単位を理解し、適用できる。 | 4 | |
圧縮性流体と非圧縮性流体の違いを説明できる。 | 4 | |
ニュートンの粘性法則、ニュートン流体、非ニュートン流体を説明できる。 | 4 | |
絶対圧力およびゲージ圧力を説明できる。 | 4 | |
パスカルの原理を説明できる。 | 4 | |
液柱計やマノメーターを用いた圧力計測について問題を解くことができる。 | 4 | |
平面や曲面に作用する全圧力および圧力中心を計算できる。 | 4 | |
物体に作用する浮力を計算できる。 | 4 | |
定常流と非定常流の違いを説明できる。 | 4 | |
流線と流管の定義を説明できる。 | 4 | |
質量保存則と連続の式を説明できる。 | 4 | |
連続の式を理解し、諸問題の流速と流量を計算できる。 | 4 | |
オイラーの運動方程式を説明できる。 | 4 | |
ベルヌーイの式を理解し、流体の諸問題に適用できる。 | 4 | |
ピトー管、ベンチュリー管、オリフィスを用いた流量や流速の測定原理を説明できる。 | 4 | |
運動量の法則を理解し、流体が物体に及ぼす力を計算できる。 | 4 | |
層流と乱流の違いを説明できる。 | 4 | |
レイノルズ数と臨界レイノルズ数を理解し、流れの状態に適用できる。 | 4 | |
円管内層流および円管内乱流の速度分布を説明できる。 | 4 | |
ハーゲン・ポアズイユの法則を説明できる。 | 4 | |
ダルシー・ワイスバッハの式を用いて管摩擦損失を計算できる。 | 4 | |
ムーディー線図を用いて管摩擦係数を求めることができる。 | 4 | |
境界層、はく離、後流など、流れの中に置かれた物体の周りで生じる現象を説明できる。 | 4 | |
流れの中の物体に作用する抗力および揚力について説明できる。 | 4 | |
抗力について理解し、抗力係数を用いて抗力を計算できる。 | 4 | |
揚力について理解し、揚力係数を用いて揚力を計算できる。 | 4 | |