到達目標
科学技術に関して意見の分かれる諸課題について、対立する意見を検討し、自分たちで議論することを通して、論点を整理し、自分なりの意見を述べる方法を学ぶ。各テーマごとに、教科書等を参考にしながらテーマの要点を確認し、グループに分かれて意見交換をする。クリティカル・シンキングの技法を学ぶとともに、本科で学んだ科学技術社会論の基礎知識を応用できるようにする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 建設的な討論ができる。 | 目的にあった効果的な討論ができる。 | 目的に応じた討論が成立しない。 |
評価項目2 | 論理的な説明が的確にできる。 | 論理的な説明がおおむねできる。 | 論理的な説明ができない。 |
評価項目3 | 多様な意見を整理して紹介できる。 | 多様な意見を紹介できる。 | 多様な意見をみとめることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
討論を楽しむことを勉強する。世の中には賛成と反対に分かれて議論することがある。議論をすすめるうえで、ふまえるべきことをふまえないと、議論がかみ合わず、徒労に終わってしまうことがある。徒労に終わらせないために、どうすればよいのかを学ぶ。
授業の進め方・方法:
討論は、「導入、事実と状況の確定、反対意見、問題の所在、結論」から成り立つ。事実を踏まえ、どことどこが対立しているのかを確定し、それに対して自分はどんな見解を持つのかを明らかにする。
注意点:
討論には積極的に参加すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業の概略。「年齢を運転免許の取り消し条件にすべきか」の事実確認 |
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2週 |
テーマ1 予防原則 |
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3週 |
テーマ1 原因推定の方法 |
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4週 |
テーマ2 自由主義とパターナリズム |
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5週 |
テーマ2 二重盲検法 |
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6週 |
テーマ3 異文化コミュニケーションとしての科学コミュニケーション |
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7週 |
テーマ3 シミュレーションの信頼性 |
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8週 |
テーマ4 科学技術政策の変遷 |
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2ndQ |
9週 |
テーマ4 「予断」の必要性 |
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10週 |
テーマ5 動物としての人間 |
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11週 |
テーマ5 功利主義とマクシミン規則 |
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12週 |
それぞれに新しいテーマを見つける |
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13週 |
情報の整理 |
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14週 |
討論 |
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15週 |
グループごとの発表 |
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16週 |
まとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 35 | 15 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 35 | 15 | 0 | 0 | 0 | 50 |