機能性材料(6907)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機能性材料(6907)
科目番号 0040 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業システム工学専攻機械システムデザインコース 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 視聴覚機材
担当教員 實川 資朗,古谷 一幸

到達目標

代表的な機能性材料の特徴と発現機構を理解できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1代表的な機能性材料の特徴と発現機構を十分理解でき、応用できる。代表的な機能性材料の特徴と発現機構の基本的な要素を理解できる。代表的な機能性材料の特徴と発現機構をほとんど理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機能性材料とは、主に、物質のもつ性質(力学的、電気的、熱的、磁気的、光学的、化学的)を利用して、人間の頭脳や五感の役割、機械・電気・熱・光エネルギの相互変換、エネルギの伝送・貯蔵・放出などを担う材料やデバイスの総称であり、広範囲の分野にまたがっている。本講義では、機械工学分野を中心とする代表的な機能性材料を対象に、それらの特徴と機能の発現機構等について理解することを目標とする。
授業の進め方・方法:
目標を達成するために、形状記憶合金などの代表的な機能性材料を取り上げながら、基本の物理的性質を利用して必要な機能を発現する原理および特徴について、視聴覚器材を活用し理解に努める。最終回に到達度試験を実施する。自学自習については毎週レポートを課すことにより評価する。
注意点:
定時に受講者各自でブラックボードにアクセスしてコンテンツを視聴すること。特に金属材料ついて十分に理解できていることが受講の前提となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 金属の基礎 金属の基礎的事項全般について説明できる。
2週 合金 合金の基礎的事項について説明できる。
3週 超塑性合金 超塑性合金の基礎的事項について説明できる。
4週 アモルファス合金 アモルファス合金の基礎的事項について説明できる。
5週 形状記憶合金 超高性能合金の基礎的事項について説明できる。
6週 水素貯蔵合金 水素貯蔵合金の基礎的事項について説明できる。
7週 超高性能合金 超高性能合金のの基礎的事項について説明できる。
8週 ファインセラミックス粉体の合成・成形法 ファインセラミックス粉体の合成・成形法の基礎的事項について説明できる。
4thQ
9週 圧電・イオン伝導・超電導セラミックス 圧電・イオン伝導・超電導セラミックスの基礎的事項について説明できる。
10週 高強度・超硬・マシナブルセラミックス 高強度・超硬・マシナブルセラミックスの基礎的事項について説明できる。
11週 セラミックコーティング セラミックコーティングの基礎的事項について説明できる。
12週 金属基複合材料 金属基複合材料の基礎的事項について説明できる。
13週 高分子系複合材料 高分子系複合材料の基礎的事項について説明出来る。
14週 無機系複合材料 無機系複合材料の基礎的事項について説明出来る。
15週 到達度試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000