概要:
【開講学期】夏学期週4時間
身の回りの物体に見られるいろいろな運動のうち,直線上(一次元)を動く物体について運動の表し方を学ぶ。最も基本的な運動である等速直線運動,等加速度直線運動を実験を主体とした講義で学び,日常生活の実体験と理論を結びつけられることを目標とする。
授業の進め方・方法:
春学期開講の「物理学概説」の延長線上にある講義として位置づけ、全ての研究や学習の基本となる、「課題に対するゴールを設定する」、「課題解決のための実験方法を確立する」、「データを収集し、分析する」、「結果を発表し、知識を共有する」を、力学の基礎である等速直線運動や等加速度直線運動運動の実験を通して学ぶ。知識の定着度は、学期末の到達度試験で確認する。なお,補充試験は行わない。
注意点:
この先の物理学、工学全てに関連する非常に重要な科目である。グループでの活動が中心となるため、自ら積極的にグループやクラス内の友人に働きかけ、コミュニケーションを大切にしてほしい。また、物理学は数学と密接に関連しており、数学が分からなければ物理は成り立たない。授業中に湧いた疑問を、自ら解決する習慣を身につけてほしい。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理実験 | 物理実験 | 実験の目的及び原理を説明できる。 | 3 | |
整理整頓により実験環境を適切に保ち、手順に従って安全に実験ができる。(化学実験と共通) | 3 | |
実験条件やデータなどを正確に記録できる。(化学実験と共通) | 3 | |
実験データから、最確値や誤差などを求めることができる。 | 3 | |
適切なグラフを作成し、実験データ間の最も確からしい関係を見出すことができる。 | 3 | |
適切な有効数字及び単位を用いて物理量を表すことができる。(化学実験と共通) | 3 | |
実験結果から、物理現象の特徴や規則性を説明できる。 | 3 | |
観察・実験結果を座学などで学んだ内容と関連付けて説明できる。(化学実験と共通) | 3 | |
以下の6分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。力学に関する分野/熱に関する分野/波に関する分野/光に関する分野/電磁気に関する分野/原子(電子及び放射線を含む)に関する分野 | 3 | |
工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。 | 3 | |
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。 | 3 | |
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。 | 3 | |
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。 | 3 | |