到達目標
(1)力とモーメントのつりあい式を組み立てることができる。
(2)平板や立体の重心を求めることができる。
(3)物体に作用する摩擦力を求めることができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実際の物体に力とモーメントのつりあいの考えを応用できる | 力とモーメントのつりあいを理解できる | 力やモーメントのつりあいを理解できない |
評価項目2 | 実際の物体の重心位置を計算できる | 単純形状の重心の計算方法を理解できる | 重心の計算方法を理解できない |
評価項目3 | 実際の物体に作用する摩擦力を計算できる | 物体に作用する摩擦力を理解できる | 物体に作用する摩擦力を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP2 ◎
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ディプロマポリシー DP3 〇
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教育方法等
概要:
【開講学期】冬学期週4時間
機械工学の分野において,力の作用の仕方,また,つりあいの状態を理解するのは,これから履修する様々な専門科目の基礎となる大変重要なことである.本講義では,この”力“の考え方と計算の基本を確実に習得し,今後履修する多様な専門科目へと発展できる基礎力および応用力を養成することを目的とする.
授業の進め方・方法:
・1点に力が作用する場合と,形のある物体(剛体)に力が作用する場合の力学について学習する.これらの理解のため,講義形式での説明後に演習を行う.また単元ごとに応用的な演習問題を解き,より深く理解し,様々な問題に対応できるようにする.
・到達度試験80%,自学自習課題(レポート)など20%として,100点満点で総合的に評価し,60点以上を合格とする.
・補充試験を実施する場合には,試験100点満点として,60点以上を合格とする.
注意点:
・本講義で学習する力学は高学年にあがってからの専門科目すべての理解に関わってくるので,予習復習をしっかり行い十分に理解できるようにすること.
・レポートは必ず提出すること. 自学自習の成果は提出されたレポートによって評価する.レポートの提出の遅れは大幅な減点となるので留意すること.
・電卓,定規を使用するので,毎回持参すること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
基礎物理の復習 |
力の第一法則,第二法則,第三法則を説明できる.
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2週 |
力 |
力の概念および力の合成分解を理解できる.
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3週 |
演習:力 |
力の合成分解を計算できる.
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4週 |
モーメント |
モーメント、偶力の概念およびモーメントの合成を理解できる.
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5週 |
演習:1点に作用する力のつりあい |
1点にかかる力のつりあいの具体的な例について計算できる
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6週 |
作用点が異なる力のつりあい |
力およびモーメントのつりあいの関係を理解できる
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7週 |
演習:作用点が異なる力のつりあい |
力およびモーメントのつりあいの具体的な例について計算できる
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8週 |
平面トラスの静解析 |
トラスに作用する力と計算方法を理解できる.
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4thQ |
9週 |
演習:平面トラスの静解析 |
トラスに作用する力を計算できる.
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10週 |
重心 |
重心を理解し,その計算方法を理解できる.
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11週 |
演習:重心 |
重心を計算できる.
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12週 |
摩擦力 |
様々な摩擦力の概念を理解できる.
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13週 |
演習:摩擦力 |
様々な摩擦力を計算できる.
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14週 |
演習(復習) |
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15週 |
到達度試験 |
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16週 |
(答案返却とまとめ) |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。 | 4 | |
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。 | 4 | |
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。 | 4 | |
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。 | 4 | |
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。 | 4 | |
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。 | 4 | |
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |