到達目標
本科目の履修を通じて以下の目標に到達することが重要である。
1. 基礎的な空間デザインにおいての建築歴史に関する知識を習得すること。【エンケホルワ教員】
2.メンタルマップと空間認知、視覚情報のメディアリテラシーについて理解すること。【河村教員】
3.失敗による工業技術の進化について理解すること。【武尾教員】
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 基礎的な空間デザインにおいての建築歴史に関する知識の習得し、基本的な理解を獲得すること。さらに、自己表現の能力の育成や、批判的思考力を育成すること。
| 基礎的な空間デザインにおいての建築歴史に関する知識の習得し、基本的な理解の獲得すること。
| 歴史的建造物の中に、空間デザインについて理解ができていないこと。
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評価項目2 | 物理的空間と認知空間、また視覚情報の特性を理解し、適正に読み解き、活用することができる。 | 物理的空間と認知空間、また視覚情報の特性を理解し、読み解こうとすることができる。 | 物理的空間と認知空間、また視覚情報の特性を理解できず、適正に読み解き、活用することができない。 |
評価項目3 | 過去の複数の失敗事例について、その概要とそこから進化した様々な技術について説明できるとともに、失敗から学ぶことの大切さを理解している。 | 自分が興味を持った一つの失敗事例について、その概要とそこから進化した技術について説明できる。 | 過去の失敗事例から進化した技術について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP3 ◎
説明
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ディプロマポリシー DP4 〇
説明
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教育方法等
概要:
【開講学期】春学期週2時間
私達にとって最もなじみ深い工業製品である自動車は、約250年前に誕生したとされる。当初の自動車の姿は車体にエンジンを積みながら、外見は馬車の姿をしていた。自動車という製品は250年という長い時間をかけて進化をとげ、今私達が知る自動車という様式をまとうようになった。そう考えると、世のなかに存在する工業製品の多くは、技術の進化とともに最新の様式に確立されていくものである。
例えば、建築の歴史を見ると、ある時代のある場所(地域)にみられる建築・構造物は、その時代や場所固有の様式styleを有し、それはその時代において産み出された先端の建設技術を根拠に成立している。
本講義は、構造・様式の確立において大きな影響を持つ建設技術や工学技術を見ながら、その技術の確立に大きな影響を与える固有条件(気候や材料など)などと、様式と技術の関係を紐解いていく。また、物理的「空間」と、社会的文脈による「場」および心理的「イメージ」の関係や差異について考える。
授業の進め方・方法:
本講義は、構造・様式の確立において大きな影響を持つ建設技術や工学技術を見ながら、その技術の確立に大きな影響を与える固有条件(気候や材料など)などと、様式と技術の関係を紐解いていく。また、物理的「空間」と、社会的文脈による「場」および心理的「イメージ」の関係や差異について考える。
注意点:
・各テーマごとに理解を確認する為のレポート・課題を出題し、これをもとに成績評価を行う。
・授業を通じて得られた理解は将来各テーマに関連する場所を訪れたときに是非役立てて欲しい。
・他分野の技術発展史をたどることで自ら専門とする分野におけるものづくりに役立てて欲しい。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス(30分)+日本建築歴史について(60分) |
講義の流れを理解し、日本建築歴史について学ぶ。
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2週 |
西洋建築歴史について(60分) +ハザードマップについて(15分)
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西洋建築史について理解し、西洋における歴史的建造物の中の空間デザインの特徴を学ぶ。そして、ハザードマップについて理解ができること。
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3週 |
東洋建築歴史について(日本以外)(60分)+ハザードマップについて(30分) |
日本以外の東洋建築史について理解し、東アジアの中の歴史的建造物の中の空間デザインの特徴を学ぶ。そして、ハザードマップについて理解を深めること。
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4週 |
メンタルマップと空間認知 |
物理的空間と認知空間、景観と景観イメージの違いや関係について理解し、そのギャップから生じる問題等について説明できる。
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5週 |
視覚情報のメディアリテラシー |
メディアから得られる画像や映像などの視覚情報の特性を理解し、クリティカルに読み解く態度を身につける。
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6週 |
失敗による工業技術の進化(1) |
過去の様々な失敗を経て進化してきた技術が多くの分野にあることを理解できる。
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7週 |
失敗による工業技術の進化(2) |
自分が興味を持った具体的な失敗事例について、その概要及び関連する技術の進化について説明できる。
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8週 |
まとめ |
全体のまとめ
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 0 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
分野横断的能力 | 0 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |