産業教育(0987)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 産業教育(0987)
科目番号 4M16 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位A: 1
開設学科 産業システム工学科機械・医工学コース 対象学年 4
開設期 夏学期(2nd-Q) 週時間数 2nd-Q:2
教科書/教材 授業中に適宜指示する。
担当教員 佐伯 彩

到達目標

・現代社会において生じている時事問題の背景や経緯、国際社会への影響などについて理解し、そのような問題に対して自らの考えを積極的に述べたり、対話したりすることができる。
・対話をつうじて、相互理解を深めると同時に、互いに社会問題を追及し、よりよい社会を実現するためにどのような行動をすべきかを自ら表現することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代社会において生じている時事問題の背景や経緯、国際社会への影響について理解し、積極的に自らの考えを述べることができる。現代社会において生じている時事問題の背景や経緯、国際社会への影響について理解し、自らの考えを述べることができる。現代社会において生じている時事問題の背景や経緯、国際社会への影響について理解し、自らの考えを述べることができない。
評価項目2対話をつうじて、相互理解を深めると同時に、互いに社会問題を追及し、よりよい社会を実現するためにどのような行動をすべきかを自ら表現することができる。対話をつうじて、互いに社会問題を追及し、よりよい社会を実現するためにどのような行動をすべきかを自ら表現することができる。対話をつうじて、相互理解を深めると同時に、互いに社会問題を追及し、よりよい社会を実現するためにどのような行動をすべきかを自ら表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
【開講学期】夏学期週2時間
グローバル化の進展による電脳空間の発展とSNSなどのソーシャルメディアの普及は、現代社会の様相をさらに複雑化させている。それは、コロナ問題然り、ロシアによるウクライナ侵攻然りである。本講座では、現代社会で生じているさまざまな諸現象について、歴史資料を用いて過去を理解しながら、現代社会を分析・考察・議論する。さらに、本講座の発展的な理解として、19世紀後半に発生した「国民国家」の創設によって生じた多民族社会における包摂と排除の様相を考察し、現代社会との類似性について理解を深める。
授業の進め方・方法:
・適宜資料を確認しつつ、ワーク&ディスカッションを行う。
・課題などをつうじて、「多文化社会」や「民族」に関することを調べレポートで報告する。
・総合評価として、指示された授業課題(30%)、レポート(70%)で評価する。
・総合評価を100満点とし、60点以上を合格とする。
注意点:
・本講座では人文諸科学の専門用語を多用する。それゆえに、近年生じている時事問題や人文社会科学への関心が強く、ディスカッションや読書、レポートが苦ではない学生向きの講座である。
・多様な言語への関心は、社会への関心へと繋がっている。授業参加者には、適宜英語、そのほかの諸外国語にも触れてもらう。そのため、言語やその言語をつうじて構築された諸地域の文化へ関心は持っておいてほしい。
・授業の導入は新聞などの記事にみられる情報である。そのため、社会問題に関心をもち、積極的に新聞や本を読み、情報収集する意識を常に持ってほしい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
2ndQ
9週 ガイダンス
現代社会の諸課題と国民国家の成立
授業に臨む上での注意事項並びに授業概要について紹介する。
現代の諸課題と国民国家の成立について理解することができる。
10週 現代社会の諸問題-民族・国民・国家① 近年生じているロシアによるウクライナ侵攻から、国民国家で生じている民族・国民・国家について理解・分析することができる。
11週 現代社会の諸問題-民族・国民・国家② 近年生じているロシアによるウクライナ侵攻から、国民国家で生じている民族・国民・国家について理解・分析することができる。
12週 現代社会の諸問題-ジェンダー論① 現代社会において生じているジェンダーの問題について理解・分析することができる。
13週 現代社会の諸問題-ジェンダー論② 現代社会において生じているジェンダーの問題について理解・分析することができる。
14週 現代社会の諸問題-人種主義 現代社会において生じている人種主義の問題について理解・分析することができる。
15週 現代社会の諸問題-グローバル化 現代社会において生じているグローバル化の問題について理解・分析することができる。
16週 総括授業 授業に参加し授業内容を総括する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート授業課題授業中の発言・議論合計
総合評価割合702010100
基礎的評価702010100