情報処理ⅡB(1027)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報処理ⅡB(1027)
科目番号 5M16 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科機械・医工学コース 対象学年 5
開設期 夏学期(2nd-Q) 週時間数 2nd-Q:4
教科書/教材 入門ANSI-C 三訂版,石田晴久ほか,実教出版
担当教員 北川 広大

到達目標

(1)Windowsシステムの基本操作が出来ること
(2)eclipseにおけるプログラム開発手順が理解できること
(3)C言語の文法を理解して簡単なプログラム作成ができること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
Windowsシステムの基本操作Windowsシステムを有効に活用することができる。Windowsシステムの基本操作ができる。Windowsシステムの基本操作ができない
プログラム開発手順プログラム開発手順を有効に活用することができる。プログラム開発手順が理解できる。プログラム開発手順が理解できない
数値計算プログラムの作成C言語の文法を有効に活用して数値計算プログラムを作成できる。C言語の文法を理解して簡単な数値計算プログラムを作成できる。C言語の文法を理解して簡単な数値計算プログラムを作成できない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP2 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】夏学期週4時間
 UNIXのシステム記述用言語として開発されたC言語は、流れ制御構造を完備し、データ構造もしっかりした構造化プログラミングのし易い本格的なプログラミング言語であり、現在コンピュータの汎用言語として定着している。ここでは演習を通して、C言語によるプログラミングの習得とアルゴリズムの基礎的事項を学び、数値計算プログラムを作成する技術を身に着ける。
授業の進め方・方法:
・WindowsパソコンとC言語の統合開発環境ソフトeclipseを用いてプログラミング演習主体の授業を行う。演習問題を解きながらプログラミングの基本パターンを習得し、複雑なプログラムであっても基本パターンの組み合わせで出来ていることを知るようにする。
・課題等100%として評価を行い、100点満点で総合的に評価し、60点以上を合格とする。課題等は採点後返却し、達成度を伝達する。
注意点:
・演習主体の授業なので、キーボードやパソコンの操作に早く習熟することが重要である。
・適宜課題を課すので、これにより自分の理解度を把握すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
2ndQ
9週 データ整理とファイル処理 プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。
10週 最小二乗法、エクセルを用いた関数の表示 プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。関数をコンピュータによってグラフ表示できる.
11週 三角関数の級数展開(フーリエ級数展開) プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。繰り返し処理を応用した数値計算プログラムを作成できる。
12週 代数方程式の解法(区間縮小法、ニュートン法) プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。繰り返し処理と条件判断処理を応用した数値計算プログラムを作成できる。
13週 逆行列の計算、リサージュ波形 プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。一次元配列、二次元配列、繰り返し処理、条件判断処理を応用した数値計算プログラムを作成できる。関数をコンピュータによってグラフ表示できる.
14週 微分方程式の解法(オイラー法、ルンゲクッタ法) プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。繰り返し処理を応用した数値計算プログラムを作成できる。
15週 数値積分(台形法、シンプソンの公式) プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。繰り返し処理と条件判断処理を応用した数値計算プログラムを作成できる。
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野計測制御プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。4前1
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。4
条件判断プログラムを作成できる。4前4,前6
繰り返し処理プログラムを作成できる。4前2,前7
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。4前5

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00