基礎数学ⅠB(0015)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 基礎数学ⅠB(0015)
科目番号 1E06 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科電気情報工学コース 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 基礎数学(上野健爾著、森北出版)、同左問題集、ドリルと演習シリーズ基礎数学(TAMS著、電気書院)
担当教員 吉田 雅昭

到達目標

数学の基礎となる重要事項として、方程式、2次関数とそのグラフを学習すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
2次方程式の解法、2次方程式の解・因数分解、平方完成、解の公式による解法を理解し、時間がかかるが解を求めることができる。 ・2次方程式の判別式を理解し、時間がかかるが解の状態を判別できる。・因数分解、平方完成、解の公式による解法を理解し、時間がかかるが解を求めることができる。 ・2次方程式の判別式を理解し、時間がかかるが解の状態を判別できる。・因数分解、平方完成、解の公式による解法を理解していない。 ・2次方程式の判別式を理解していない。
2次式の因数分解、3次方程式・解と係数の関係を理解している。 ・解の公式を利用して、時間をかければ2次式を1次式の積で表せる。・解と係数の関係を理解している。 ・解の公式を利用して、時間をかければ2次式を1次式の積で表せる。・解と係数の関係を理解していない。 ・解の公式を利用して、2次式を1次式の積で表せない。
3次方程式・4次方程式、因数定理を利用して、因数分解ができるが時間がかかる。因数定理を利用して、因数分解ができるが時間がかかる。因数定理を利用して、因数分解ができない。
いろいろな方程式連立方程式、分数式や無理式を含む方程式を解くことができるが、時々解の判定に至らないことがある。連立方程式、分数式や無理式を含む方程式を解くことができるが、時々解の判定に至らないことがある。連立方程式、分数式や無理式を含む方程式を解くことができない。
2次関数2次関数について理解している。2次関数について大体理解している。2次関数についてヒントなしでは問題が解けない。
2次関数の最大値・最小値2次関数の最大値・最小値を理解し、自力で問題を解くことが出来る。2次関数の最大値・最小値を理解し、基本的な問題を解くことが出来る。2次関数の最大値・最小値を理解し、ヒントなしでは基本的な問題を解くことが出来ない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
【開講学期】春学期週2時間
基礎数学IAに続き、数学の基礎を学ぶ。内容は、方程式、集合と理論である。これらも今後学習する全ての数学の基礎となる重要事項であり、しっかりと理解する必要がある。
授業の進め方・方法:
新しく習う内容を説明し、黒板で例題を解いた後、各自で練習問題を解く。適時、ドリルの宿題を課す。授業内容を確認するための小テストを行う。小テストの得点とドリルの提出状況が平常点となる。教科書・問題集のA問題は全て到達度試験の出題範囲となる。B 問題、発展問題についてはそのつど指示する。本授業は90分授業を週1行う。到達度試験80%、小テスト・演習など20%として評価を行い、総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。答案は採点後返却し、達成度を伝達する。
注意点:
授業中に学生を指名して練習問題を解かせるが、指名されなかった学生たちも必ず自分で解かねばならない。他人の答案を写しても学力はつかないからである。宿題・小テスト、定期試験の答案は添削して返却するので、達成度を確認しながら学習すること。また、本科目は学修単位であるので授業1時間に対して2時間の自学自習が求められる。自学自習の成果は提出物、授業中の課題、および小テスト、到達度試験にて評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 2次方程式の解法、2次方程式の解 ・因数分解、平方完成、解の公式による解法を理解していること。
・2次方程式の判別式を理解していること。
2週 2次式の因数分解、3次方程式 ・解と係数の関係を理解していること。
・解の公式を利用して、2次式を1次式の積で表せること。
3週 3次方程式・4次方程式 因数定理を利用して、因数分解ができること。
4週 いろいろな方程式 連立方程式、分数式や無理式を含む方程式を解くことができること。
5週 2次関数 2次方程式理解していること。
6週 2次関数の最大値・最小値 ・2次関数の最大値・最小値を理解していること。
・2次関数の最大値・最小値をグラフから求めることができる。
7週 演習 これまでの学習事項の理解度を確認すること。
8週 到達度試験
(答案返却とまとめ)
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。3
簡単な連立方程式を解くことができる。3
無理方程式・分数方程式を解くことができる。3
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3
恒等式と方程式の違いを区別できる。3

評価割合

試験その他合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000