到達目標
・近世・近代のヨーロッパ世界についての専門用語や知識を習得する。
・近世・近代のヨーロッパ世界における国際情勢の変遷を理解する。
・近世・近代のヨーロッパ世界の文化について理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 世界史に関する専門用語や知識を理解し、説明できる。 | 世界史に関する専門用語や知識を理解できる。 | 世界史に関する専門用語や知識を理解できない。 |
評価項目2 | 近世・近代ヨーロッパの国際情勢について理解し、説明できる。 | 近世・近代ヨーロッパの国際情勢について理解できる。 | 近世・近代ヨーロッパの国際情勢について理解できない。 |
評価項目3 | 近世・近代ヨーロッパ世界の文化について理解し説明できる。 | 近世・近代ヨーロッパ世界の文化について理解できる。 | 近世・近代ヨーロッパ世界の文化について理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP1◎
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ディプロマポリシー DP5 〇
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地域志向 〇
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教育方法等
概要:
【開講学期】春・夏学期週2時間
本授業では、14・15~20世紀のヨーロッパを中心とした世界の歴史的変遷を概観する。近年、グローバリゼーションが唱えられる一方、全世界を覆う感染症の問題に伴って生じた社会の分断の様相が白日の下にさらされている。このような混乱のもと、人文・社会科学系分野では「民族」や「民主主義」といった概念の再考も進んでいる。本授業では、現在の世界を形成するさまざまな概念の基礎を形作ったヨーロッパの近世・近代社会を政治・経済・文化の側面から概観し、現代に生じている主な社会的事象を理解するための手掛かりとする。また、こうした近世・近代の歴史において日本がどのように諸外国と交流したのかについても検討する。
授業の進め方・方法:
・教科書・資料を用いつつ、授業プリントおよびスライドを中心とした講義形式を採る。また、アクティヴラーニングなどの主体的な学びを進める授業も適宜実施する。
※ただし、授業の理解状況によって授業計画の内容を変更することもある。
・総合評価は、授業参加点(20%)、授業課題点(20%)、中間試験・到達度試験の平均(60%)で判定する。
・総合評価を100点満点とし、60点以上を合格とする。
注意点:
・国際社会の情勢や現在の我々の社会状況への関心を常に持っておくこと。
・近世ヨーロッパの文化は、まさに自然科学の理解を深めるうえで重要である。理系学問との関係を絶えず念頭に置きつつ、授業に意欲的に参加すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
近世ヨーロッパの政治と文化①:「世界の一体化」 |
「世界の一体化」とは何かを理解する。
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2週 |
近世ヨーロッパの政治と文化②:「世界の一体化」 |
「世界の一体化」とは何かを理解する。
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3週 |
近世ヨーロッパの政治と文化③:「世界の一体化」 |
「世界の一体化」とは何かを理解する。
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4週 |
近世ヨーロッパの政治と文化④:「主権国家体制」 |
「主権国家体制」がどのように構築されていったのかを理解する。
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5週 |
近世ヨーロッパの政治と文化⑤:「主権国家体制」 |
「主権国家体制」がどのように構築されていったのかを理解する。
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6週 |
近世ヨーロッパの政治と文化⑥:「主権国家体制」 |
「主権国家体制」がどのように構築されていったのかを理解する。
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7週 |
近世ヨーロッパの政治と文化⑦:「科学革命」 |
科学者による自然科学研究と社会との関係について理解する。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
近代ヨーロッパの政治と文化①:「フランス革命」 |
「フランス革命」の展開と革命期に生じた事件・事象について理解する。
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10週 |
近代ヨーロッパの政治と文化②:「イギリス産業革命」 |
「イギリス産業革命」の歴史的意義について理解する。
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11週 |
近代ヨーロッパの政治と文化③:「大西洋奴隷貿易」 |
「大西洋奴隷貿易」がどのようにその貿易網が構築されたのかを理解する。
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12週 |
近代ヨーロッパの政治と文化④:「近代市民社会」 |
「近代市民社会」がどのように形成され、どのような問題を保持していたのかを理解する。
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13週 |
近代ヨーロッパの政治と文化⑤:「ナショナリズム論①」 |
ナショナリズムがどのようにヨーロッパ社会に広まっていったのかを理解する。
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14週 |
近代ヨーロッパの政治と文化⑥:「ナショナリズム論②」 |
ナショナリズムがどのようにヨーロッパ社会に広まっていったのかを理解する。
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15週 |
近代ヨーロッパの政治と文化⑦「帝国論」
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「帝国」と「国民国家」の違いについて理解する。
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16週 |
到達度試験 (答案返却とまとめ) |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 3 | |
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 3 | |
グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
評価割合
| 授業参加点 | 授業課題点 | 各到達度試験の平均 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 20 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 20 | 60 | 100 |