電気情報基礎Ⅳ(2047)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電気情報基礎Ⅳ(2047)
科目番号 2E32 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科電気情報工学コース 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 電気・電子計測  阿部 武雄, 村山 実 (著) 森北出版; 第3版、教員作成テキスト(スライド)、配布資料
担当教員 中ノ 勇人

到達目標

計測の分類法、計器精度や測定誤差の定義、単位の成立ち等、計測の基礎について説明できる。
電圧、電流、抵抗、電力の測定原理を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
計測・計器計測方法(計器)について説明でき、実践することができる。計測方法(計器)について説明できる。計測方法(計器)について説明できない。
電圧、電流、抵抗、電力の測定原理電圧、電流、抵抗、電力の測定原理について説明でき、実践することができる。電圧、電流、抵抗、電力の測定原理について説明できる。電圧、電流、抵抗、電力の測定原理について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
電気情報工学コースの教育目標の一つは、電気工学の専門基礎に関する知識を身に付けることである。本科目では、電気計測、単位系、アナログ計測法について学び、正しい測定法、データ処理法を身につけることを目標とする。
【開講学期】春学期週2時間
授業の進め方・方法:
電気計測の手法や単位系について学習する。理解度を確かめるために簡単な演習問題(小テスト)を行う。
到達度試験80%、小テスト・演習・課題など20%として評価を行い、総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。
補充試験の場合は、試験の点数のみで合格となる。
学習単位であるので、授業とは別に課題を提出させる。その学習をもって自宅での学習とする。
注意点:
電気回路(オームの法則)や三角関数について、よく復習しておくこと。
関数電卓を持参してくること。
与えられた問題を解くだけでなく、自主的にさまざまな問題に取り組むこと。
自学自習の成果はレポート、小テスト、到達度試験によって評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 計測概念
2週 各種計器
3週 単位系
4週 電圧・電流の測定方法
5週 倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法
6週 抵抗・インピーダンスの測定方法
7週 電力・電力量の測定方法
8週 到達度試験
(答案返却とまとめ)
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野計測計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。4
精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。4
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。4
計測標準とトレーサビリティの関係について説明できる。4
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。4
倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について説明できる。4前5,前6
電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。4
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。4
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。4
電力量の測定原理を説明できる。4

評価割合

試験小テスト・演習・課題など合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000