微分積分学ⅡC(0229)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 微分積分学ⅡC(0229)
科目番号 3E08 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科電気情報工学コース 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 高専テキストシリーズ 微分積分学2 (森北出版)、同左 問題集,及び教員作成プリント
担当教員 馬場 秋雄,馬渕 雅生,若狭 尊裕,吉田 雅昭,和田 和幸,福地 進,佐々木 裕

到達目標

・2重積分の基本的な計算ができる。
・変数変換を行い、2重積分を計算できる。
・体積や広義積分に対して、2重積分を適用する問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12変数関数の極値や条件付き極値問題を解ける簡単な2変数関数の極値や条件付き極値問題を解ける2変数関数の極値や条件付き極値問題を解けない
評価項目2難しい変数変換によって2重積分を用いる問題を解ける変数変換によって2重積分が計算できる変数変換によって2重積分が計算できない
評価項目3変数変換を用いて3重積分を適切に適用することができる3重積分の計算ができる3重積分の計算ができない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
【開講学期】冬学期週4時間
微分積分学IIBに続く微分積分を学ぶ。主な内容は2重積分です。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って、解説、公式、例題、問と進んでいく。公式は自分で証明できなければ使い物にはならないので、ゆっくりと丁寧にやっていく。確実な計算力を養成するため、問題練習にはできるだけ多くの時間を割く。授業内容の確認をするために、小テストを実施する。教科書・問題集のA問題は全て到達度試験の出題範囲となる。B問題、発展問題についてはそのつど指示する。本授業は90分授業を1回とし、週2回行う。
注意点:
自分で考え、計算することが最も大事なことである。授業中の演習の際には、他人の答を写さず、自分で解くことが最も重要である。疑問点などがあった場合は、オフィスアワーを活用して担当教員などに質問に行くこと。小テストと定期試験の答案は採点して返却するので、各自で到達度を確認すること。 
微分積分学IICから1科目まで補充試験を受験できる。
補充試験の得点は到達度試験の得点に読み替える。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 2変数関数の極値① 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
2週 2変数関数の極値② 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
3週 陰関数定理 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
4週 条件付極値問題① 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
5週 条件付極値問題② 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
6週 2重積分 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
7週 累次積分 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
8週 積分順序の変更 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
2ndQ
9週 線形変換 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
10週 極座標変換 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
11週 立体の体積 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
12週 重心 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
13週 2重積分の応用と3重積分① 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
14週 2重積分の応用と3重積分② 基本事項を理解して、問題を解くことができる。
15週 到達度試験
16週 答案返却とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。3
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。3
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。3
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ小テストと課題合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000