ディジタル回路ⅠB(2094)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 ディジタル回路ⅠB(2094)
科目番号 3E33 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科電気情報工学コース 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 「論理回路演習」第3版 (浜辺隆二,森北出版)
担当教員 佐藤 健

到達目標

1. 順序回路と組み合わせ論理回路の違いについて理解している
2. 基本的なフリップフロップの動作について理解している
3. カウンタおよびレジスタを設計し回路図で表すことができる
4. 算術論理演算回路(ALU回路)を設計し回路図で表すことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
順序回路順序回路と組み合わせ論理回路の違いについて理解しており、状態遷移図を用いて表すことができる順序回路と組み合わせ論理回路の違いについて理解している順序回路と組み合わせ論理回路の違いについて理解していない
フリップフロップ基本的なフリップフロップの動作について理解しており、カウンタやレジスタの設計をすることができるRSフリップフロップ、Dフリップフロップ、Tフリップフロップ、JKフリップフロップなど基本的なフリップフロップの動作について理解している基本的なフリップフロップの動作について理解していない
算術論理演算回路の動作算術論理演算回路(ALU回路)の動作について理解しており、回路図を用いて表すことができる算術論理演算回路(ALU回路)の動作について理解している算術論理演算回路(ALU回路)の動作について理解していない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
【開講学期】冬学期週2時間
電気情報工学コースの教育目標の1つに,専門基礎に関する知識を身に付けることが挙げられている.ディジタル技術は社会システムの基盤技術であり,その基本はブール代数,組合せ回路,そして順序回路に大別でき,応用回路としてコンピュータ回路がある.本科目においてはコンピュータの論理回路の中で特に記憶の要素を持つ順序回路について学ぶことでディジタル回路の基礎を身につける.
授業の進め方・方法:
教科書に沿ってディジタル回路の基礎を学ぶ.授業と演習を一体化したサイクルを繰り返すことで順序回路の設計方法を学習する.到達度試験80%,小テスト・課題など20%として評価を行い,総合評価は100点満点として60点以上を合格とする.答案は採点後返却し達成度を伝達する.
注意点:
この科目はディジタル回路IAの内容を踏まえたものになっているため,学んだことをきちんと理解しておくこと.またディジタル回路IIの基礎科目であるので,その日のうちに復習をするなどの工夫をし,よく理解することが重要である.特に,演習として随時行う確認テストや宿題に基づき理解度を把握することが望ましい.自学自習の成果は宿題・課題よって評価する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 順序回路:状態遷移表と状態遷移図
2週 順序回路:フリップフロップ,順序回路の設計
3週 順序回路:レジスタとカウンタ
4週 中間試験
順序回路:順序回路の動作解析
5週 演算装置:算術加減算回路
6週 演算装置:ALUの構成
7週 演習とまとめ
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2

評価割合

到達度試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000