数理情報(0982)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 数理情報(0982)
科目番号 4E13 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位A: 1
開設学科 産業システム工学科電気情報工学コース 対象学年 4
開設期 春学期(1st-Q) 週時間数 1st-Q:2
教科書/教材 教員作成プリント
担当教員 若狭 尊裕,丹羽 隆裕

到達目標

・天文学の基礎知識を通して,現代の科学や工学を概観できるようになる
・整数論の入門内容や解析的なアプローチを身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
天文学と工学天文学の基礎知識が身についており,科学技術との結びつきや今後のあり方についての理論的な意見を述べることができる。天文学の基礎知識が身についており,科学技術との結びつきについて理論的な意見を述べることができる。天文学のごく基礎的な概観のみ説明できる
整数論素数の情報を含む級数の解析的な展開方法を理解する総和と総積を含む展開が理解できる整数論の基本的な導入部分を理解できない

学科の到達目標項目との関係

 ディプロマポリシー DP2◎ 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP3 〇 説明 閉じる
地域志向 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】春学期週2時間
講義の前半(若狭担当部分)
素数を中心とした整数論の内容に触れ、計算以外の数学の世界を経験する。

講義の後半(丹羽担当部分)
現代物理学を支える3分野,特に解析力学について,高校レベルの物理学との接続を解説する。
授業の進め方・方法:
注意点:
若狭担当分では、級数などの微積の知識が必要となる。
丹羽担当分では,3年生までの物理の基礎的な知識を必要とする

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
整数論の導入
素数に関する基礎知識を経験する
2週 リーマン予想とゼータ関数
バーゼル問題
未解決問題に触れる
ζ(2)の値を経験する
3週 素数定理1 対数積分とランダウの記号を知る
4週 素数定理2 解析的整数論の分野において近似的な意味合いを持つ式が多く登場することを知る
素数の個数が未解決問題と関係していることを知る
5週 解析力学(1) 解析力学の概説 解析力学の基礎に触れ,高校物理で解いた問題を解析力学的に解く方法について知る
6週 解析力学(2) 変分原理の基礎 変分原理の例題をもとに,高校物理的な考え方と,解析力学的な考え方の違いについて知る
7週 量子・統計物理学の概観 量子・統計物理学を概観し,ごく入門的な部分に触れる
8週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題(若狭担当分)課題(丹羽担当分)合計
総合評価割合505000100
基礎的能力25250050
専門的能力25250050
分野横断的能力00000