到達目標
・現代社会において生じている時事問題の背景や経緯、国際社会への影響などについて理解し、そのような問題に対して自らの考えを積極的に述べたり、対話したりすることができる。
・対話をつうじて、相互理解を深めると同時に、互いに社会問題を追及し、よりよい社会を実現するためにどのような行動をすべきかを自ら表現することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現代社会において生じている時事問題の背景や経緯、国際社会への影響について理解し、積極的に自らの考えを述べることができる。 | 現代社会において生じている時事問題の背景や経緯、国際社会への影響について理解し、自らの考えを述べることができる。 | 現代社会において生じている時事問題の背景や経緯、国際社会への影響について理解し、自らの考えを述べることができない。 |
評価項目2 | 対話をつうじて、相互理解を深めると同時に、互いに社会問題を追及し、よりよい社会を実現するためにどのような行動をすべきかを自ら表現することができる。 | 対話をつうじて、互いに社会問題を追及し、よりよい社会を実現するためにどのような行動をすべきかを自ら表現することができる。 | 対話をつうじて、相互理解を深めると同時に、互いに社会問題を追及し、よりよい社会を実現するためにどのような行動をすべきかを自ら表現することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
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教育方法等
概要:
【開講学期】夏学期週2時間
・本講座では、現在世界各地で生じている地域紛争の事例をいくつか取り扱う。
・さまざまな地域紛争の事例の歴史的要因や経緯を考察する。
・地域紛争について、現代まで連綿と紡がれてきた社会科学の分析視角を提示しつつ理解する。
・地域紛争と現代の諸課題との結びつきについて理解を深める。
授業の進め方・方法:
・基本的には座学中心の講義を実施する。適宜後半部分でディスカッションやディベートなどグループワークを行う。
・7・8週で、自身で調べた地域紛争とそのエフェクト(結果・影響)について発表する。
・発表については、受講人数によってグループ発表か、個人発表かを決める。(20人以上はグループ発表とする)
・授業評価は授業課題など(50%)、レポート課題(50%)とする。
・総合評価を100満点とし、60点以上を合格とする。
注意点:
・本講座では人文諸科学の専門用語を多用する。それゆえに、近年生じている時事問題への関心が強く、ディスカッションや読書、レポートが苦ではない学生向きの講座である。
・多様な言語への関心は、社会への関心へと繋がっている。授業参加者には、適宜英語、そのほかの諸外国語にも触れてもらう。そのため、言語やその言語をつうじて構築された諸地域の文化へ関心は持っておいてほしい。
・授業の導入は新聞などの記事にみられる情報である。そのため、社会問題に関心をもち、積極的に新聞や本を読み、情報収集する意識を常に持ってほしい。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
2ndQ |
9週 |
ガイダンス パレスチナ問題①-近代性とシオニズム |
授業に臨む上での注意事項並びに授業概要について理解する。 パレスチナ問題におけるシオニズム運動の発生について理解する。
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10週 |
パレスチナ問題②-難民流出とその対処 |
パレスチナ問題における第一次中東戦争で生じた難民流出問題について理解する。
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11週 |
ボスニア内戦①-多民族国家とナショナリズム |
ボスニア内戦の歴史的背景と多民族国家の維持における問題点について理解する。
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12週 |
ボスニア内戦②-国際連合の限界 |
ボスニア内戦で明らかになった国際連合の限界について理解する。
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13週 |
ロシアのウクライナ侵攻①-「境界地域」と「破砕帯」 |
ロシアのウクライナ侵攻に関する歴史的背景と境界地域で生じる「協力関係」と「緊張」について理解する。
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14週 |
ロシアのウクライナ侵攻②-NATO拡大とロシアの緊張 |
ロシアのウクライナ侵攻に関するNATO拡大とロシアの抱える国内問題について理解する。
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15週 |
学生発表① |
各自地域紛争を一つ取りあげ発表する。
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16週 |
学生発表②・総括授業 |
各自地域紛争を一つ取りあげ発表する。 残りの時間で総括授業を行う。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 授業課題など | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
基礎的評価 | 50 | 50 | 100 |