到達目標
さまざまな周期関数をフーリエ級数によって表すことができる。
フーリエ級数を応用して、偏微分方程式を解くことができる。
フーリエ変換と離散フーリエ変換を理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
フーリエ級数 | フーリエ級数を理解し、さまざまな周期関数をフーリエ級数で表現できる。 | さまざまな周期関数をフーリエ級数で表現できる。 | 周期関数をフーリエ級数で表現できない。 |
フーリエ級数の応用 | フーリエ級数を用いて、偏微分方程式を解く方法を理解できる。 | フーリエ級数を用いて、偏微分方程式を解くことができる。 | フーリエ級数を用いて、偏微分方程式を解くことができない。 |
フーリエ変換 | フーリエ変換を理解し、簡単な場合を計算することができる。 | フーリエ変換の概要を理解できる。 | フーリエ変換の概要を理解するこことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP2◎
説明
閉じる
ディプロマポリシー DP3 〇
説明
閉じる
教育方法等
概要:
【開講学期】夏学期週4時間
「応用数学Ⅲ」ではフーリエ解析の手法を学ぶ。フーリエ解析は振動・波動現象の解析手法として有用で、工学の各分野で利用されている。本授業では、それらの基本的な概念と手法を学ぶことを目標とする。
授業の進め方・方法:
本授業では厳密な理論展開より、意味と計算方法の説明に重点をおく。フーリエ級数による周期関数の表現法を学び、振動・波動現象の解析手法を身につける。前半(8時間)はフーリエ級数展開、後半(6時間)はフーリエ変換を扱う。到達度試験70%、小テスト・演習など30%として評価を行い、総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。答案は採点後返却し、達成度を伝達する。
注意点:
同じく4年次の電気コースで開講されている専門科目の基礎となる科目である。
微分と積分の理解が前提となる。特に積分法の計算を多用するので、部分分数分解、部分積分法、置換積分に慣れていることが必要である。計算できない場合には、必ず微積分の復習をすること。
補充試験は実施しないので、真剣に学んでもらいたい。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
2ndQ |
9週 |
実フーリエ級数展開① |
フーリエ級数の定義を理解し、周期関数をフーリエ級数展開できる。
|
10週 |
実フーリエ級数展開② |
フーリエ級数の定義を理解し、周期関数をフーリエ級数展開できる。
|
11週 |
フーリエ級数の収束定理 |
フーリエ級数の収束定理を理解し、不連続点の収束値を確かめることができる。
|
12週 |
フーリエ余弦級数・正弦級数 |
フーリエ余弦級数・正弦級数を理解し、偶関数と奇関数のフーリエ級数展開ができる。
|
13週 |
フーリエ変換とフーリエ逆変換① |
周期をもたない関数をフーリエ変換し、その逆変換を行うことができる。 フーリエ余弦変換とフーリエ正弦変換、およびその逆変換ができる。
|
14週 |
フーリエ変換とフーリエ逆変換② |
フーリエの積分定理とフーリエの反転公式を適用できる。
|
15週 |
到達度試験 |
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 到達度試験 | 課題・小テスト等 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 15 | 45 |
専門的能力 | 40 | 15 | 55 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |