ディジタル回路Ⅱ(2091)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ディジタル回路Ⅱ(2091)
科目番号 4E33 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科電気情報工学コース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「デジタルコンピューティングシステム」(亀山充隆、朝倉書店), 教員作成プリント
担当教員 佐藤 健

到達目標

計算機のハードウェア設計をできること. この到達目標達成度のチェックのためには、教科書や参考書の演習問題を解いてみることを勧める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 計算機のハードウェア設計をできることワイヤード方式を用いた計算機のハードウェア設計をできるワイヤード方式を用いた計算機のハードウェア設計を概ねできるワイヤード方式を用いた計算機のハードウェア設計をできない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】春学期週2時間・夏学期週2時間
電気情報工学コースの教育目標の1つに,専門知識を身に付けることが挙げられている。ディジタル回路は,安全・安心で快適な生活を実現するための基盤技術である。ディジタル回路の基本はブール代数と組合せ回路と順序回路、それらの応用としてのディジタルコンピュータに大別できる.授業の目標は,ディジタル回路ⅠABで学習した内容を応用したハードウェアの設計方法について、その体系を理解することである。
授業の進め方・方法:
ディジタルコンピュータの設計法を理解するために、数値表現法から計算機の制御部分の設計までを一貫して学習する。確実な理解を促すために、学習単元ごとに演習や小テストを行う。到達度試験80%、小テスト・課題など20%として評価を行い、総合評価は100点満点として60点以上を合格とする。答案は採点後返却し達成度を伝達する。
総合評価で60点未満の場合は補充試験を行う。補充試験の結果が70点以上を合格とし、総合評価を最大60点とする。
注意点:
この科目は、ディジタル回路ⅠA,ⅠBの発展科目であるので,あらかじめディジタル回路ⅠA,ⅠBの内容,特にブール代数,カルノー図、記憶回路をよく理解しておくこと.演習に基づき学習到達度を把握すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 組み合わせ回路の復習
2週 順序回路の復習
3週 仮想計算機と機械語命令、計算機の動作
4週 仮想計算機と機械語命令、計算機の動作
5週 アセンブリ命令、アドレス指定方式、アセンブリプログラミング
6週 アセンブリ命令、アドレス指定方式、アセンブリプログラミング
7週 演習・中間試験
8週 コンピュータアーキテクチャ、レジスタトランスファ論理(RTL)
2ndQ
9週 各モジュールの機能とRTL表現法
10週 RTLによる制御部の設計(命令取出しサイクル)
11週 RTLによる制御部の設計(命令実行サイクル)
12週 RTLによる制御部の設計(条件分岐命令)
13週 RTLによる制御部の設計(条件分岐命令)
14週 仮想計算機の設計演習
15週 到達度試験
16週 答案返却とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2

評価割合

到達度試験小テスト合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000