到達目標
計算機のハードウェア設計をできること. この到達目標達成度のチェックのためには、教科書や参考書の演習問題を解いてみることを勧める。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
計算機のハードウェア設計をできること | ワイヤード方式を用いた計算機のハードウェア設計をできる | ワイヤード方式を用いた計算機のハードウェア設計を概ねできる | ワイヤード方式を用いた計算機のハードウェア設計をできない |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
【開講学期】春学期週2時間・夏学期週2時間
電気情報工学コースの教育目標の1つに,専門知識を身に付けることが挙げられている。ディジタル回路は,安全・安心で快適な生活を実現するための基盤技術である。ディジタル回路の基本はブール代数と組合せ回路と順序回路、それらの応用としてのディジタルコンピュータに大別できる.授業の目標は,ディジタル回路ⅠABで学習した内容を応用したハードウェアの設計方法について、その体系を理解することである。
授業の進め方・方法:
ディジタルコンピュータの設計法を理解するために、数値表現法から計算機の制御部分の設計までを一貫して学習する。確実な理解を促すために、学習単元ごとに演習や小テストを行う。到達度試験80%、小テスト・課題など20%として評価を行い、総合評価は100点満点として60点以上を合格とする。答案は採点後返却し達成度を伝達する。
総合評価で60点未満の場合は補充試験を行う。補充試験の結果が70点以上を合格とし、総合評価を最大60点とする。
注意点:
この科目は、ディジタル回路ⅠA,ⅠBの発展科目であるので,あらかじめディジタル回路ⅠA,ⅠBの内容,特にブール代数,カルノー図、記憶回路をよく理解しておくこと.演習に基づき学習到達度を把握すること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
組み合わせ回路の復習 |
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2週 |
順序回路の復習 |
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3週 |
仮想計算機と機械語命令、計算機の動作 |
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4週 |
仮想計算機と機械語命令、計算機の動作 |
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5週 |
アセンブリ命令、アドレス指定方式、アセンブリプログラミング |
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6週 |
アセンブリ命令、アドレス指定方式、アセンブリプログラミング
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7週 |
演習・中間試験 |
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8週 |
コンピュータアーキテクチャ、レジスタトランスファ論理(RTL) |
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2ndQ |
9週 |
各モジュールの機能とRTL表現法 |
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10週 |
RTLによる制御部の設計(命令取出しサイクル) |
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11週 |
RTLによる制御部の設計(命令実行サイクル) |
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12週 |
RTLによる制御部の設計(条件分岐命令) |
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13週 |
RTLによる制御部の設計(条件分岐命令) |
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14週 |
仮想計算機の設計演習 |
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15週 |
到達度試験 |
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16週 |
答案返却とまとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 2 | |
評価割合
| 到達度試験 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |