電気応用(2311)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電気応用(2311)
科目番号 4E43 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科電気情報工学コース 対象学年 4
開設期 秋学期(3rd-Q) 週時間数 3rd-Q:2
教科書/教材 照明工学 (照明学会編、オーム社)、 教員作成資料(電熱)
担当教員 大里 辰希

到達目標

各種光源について理解する。
照明の基礎、および照明器具の利用法について理解し、簡単な照明計算ができる。
電熱の基礎及びその原理・応用について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
LED照明LEDの動作原理に関する理解に基づき、LEDと他の光源との違いについて説明することができるLEDと他の光源との違いについて説明することができるLEDと他の光源との違いについて説明することができない
適切な照明照明器具に関する理解に基づき、実際の照明においてTPOに応じた照明の方法について説明できる実際の照明においてTPOに応じた照明の方法について説明できる実際の照明においてTPOに応じた照明の方法について説明できない
電熱の原理電気加熱、誘電加熱、ヒートポンプおよびペルチエ素子を用いた加熱の原理について述べ、他の加熱方法に対する利点について説明できる電気加熱およびペルチエ素子を用いた加熱の原理について説明できる電気加熱およびペルチエ素子を用いた加熱の原理について説明できない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
<春学期週2時間>
 本コースの教育目標の一つは、基礎的実験技術を習得・実践できることである。電気応用は,光や熱,動力などに関して電気利用の実際を学ぶ分野である。ここでは,照明と電熱について学ぶ。照明や空調などを含む電熱は我々の生活に密着している部分が多い。それぞれの装置はどのような原理に基づいて動いているか,本当に有効に利用されているか,環境問題とも関わってくる。個々の事象とともに広い視野に立って学ぶ必要がある。理論的な取扱いとともに実学としての側面も重視して授業を進める。
授業の進め方・方法:
照明、電熱ともに先ず、基本語や単位や基本用語、簡単な照明計算や熱量の計算など基礎について学ぶ。照明については光源から,システム、照明の実際までを学ぶ。電熱では、基礎的な事項を学習したあと,実際の利用箇所について学ぶ。教室では単なる事実の列挙や暗記ものとならないように授業を進める。
・到達度試験70%、小テスト・演習など30%として評価を行い、総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。
・答案は採点後返却し、達成度を伝達する。補充試験の場合、最大60点とする。
注意点:
照明及び電熱の基礎及び実際について理解する。道路や部屋の照明,また,暖房器具などを,授業で得た知識を通してみることで,実学として理解を深めて欲しい。自学自習は到達度試験にて評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 光と照明の基礎 光の基礎的性質と照明の基礎的事項について説明できる。
2週 光源1~白熱ランプ 白熱ランプの発光原理について説明できる。
3週 光源2~蛍光ランプ,放電ランプ 放電現象と蛍光ランプを始めとする放電ランプの発光原理について説明できる。
4週 光源3~LED LEDの発光原理について説明できる。
LEDの発光原理に基づき,他のランプ・電球との性質の違いについて説明できる。
5週 照明器具と照明の実際 照明器具に関する理解に基づき,実際の照明においてTPOに応じた照明方法について説明できる。
6週 電熱の基礎 熱の基本的性質と電熱の基礎的事項について説明できる。
7週 電気加熱と誘導加熱 電気加熱(各種)と誘導加熱の原理について説明できる。
8週 到達度試験の答案返却とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000