到達目標
1. OSI参照モデル,プロトコルの階層化について理解し説明できること
2. ネットワーク上でのデータ伝送の仕組みについて理解し説明できること
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
OSI参照モデル | OSI参照モデル,プロトコルの階層化について理解しており、具体例をあげて説明できる。 | OSI参照モデル,プロトコルの階層化について理解している。 | OSI参照モデル,プロトコルの階層化について理解し説明できない。 |
データ伝送 | ネットワーク上でのデータ伝送の仕組みについて理解しており、具体例をあげて説明することができる。 | ネットワーク上でのデータ伝送の仕組みについて理解している。 | ネットワーク上でのデータ伝送の仕組みについて理解し説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
今日の情報化社会を支えるネットワークシステムは,階層化されたモデルによって非常に効率的かつ堅牢な仕組みの上に成り立っている.本科目ではインターネット上で行われるデータ伝送の仕組みや,そこに実装されている様々な技術,実現手法について学ぶ.また,インターネット上のサービスを安心・安全に利用するためのノウハウを技術的な側面から理解することを目標とする.
※実務との関係
この科目は企業で情報ネットワークの設計・構築等を担当していた教員が、その経験を活かし、現実的なネットワーク構築手法や最新のネットワーク技術等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
日々進化する身近なネットワーク環境や最新の事例を交えながらネットワークの「仕組み」を教科書に沿って解説する.授業はWikiを用いて行う.授業中も最新の情報を講義資料に取り込み更新しながら進める.授業で取り上げられなかった内容の補足や要望などもWikiを通して双方向で講義を作り上げながら進める.外部講師として現役のネットワークエンジニアによる最新のネットワーク事情や業界のトレンドについての講義を数回予定している.
到達度試験70%,課題レポートなど30%として評価を行い,総合評価は100点満点として60点以上を合格とする.答案は採点後返却し達成度を伝達する.
注意点:
授業中にインターネット上から最新の情報を各自で入手しながら進めるため,パソコン等の操作には慣れておくこと.不明点や疑問点は授業中だけでなく都度Wikiに書き込みながら参加者全員で解決していくので積極的な書き込みを期待する.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
①ガイダンス 「ネットワークエンジニアのしごと」 ②「ネットワーク基礎知識」 |
ネットワーク業界の仕事が理解できる OSI参照モデルなどネットワークの基礎知識が理解できる
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2週 |
③④「TCP/IP基礎知識」 |
TCP/IPの基礎が理解できる
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3週 |
⑤⑥「データリンク」 「IPプロトコル」 |
IPプロトコルが理解できる
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4週 |
⑦「ルーティングプロトコル」 ⑧中間テスト |
簡単なルーティングプロトコルが理解できる 試験
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5週 |
⑨⑩「TCPとUDP」 「IPに関する技術」 |
TCPとUDPの違いなどについて理解できる ARPやDNSなどIPに関する技術が理解できる
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6週 |
⑪⑫「アプリケーションプロトコル」 「セキュリティ」 |
簡単なアプリケーションプロトコルについて理解できる セキュリティの概念等について理解できる
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7週 |
⑬演習 ⑭まとめ、 演習 |
演習を通してセキュリティの重要さが理解できる まとめ
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8週 |
⑮到達度試験(答案返却とまとめ) |
試験
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 到達度試験 | レポート等 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |