英語演習Ⅱ(0062)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 英語演習Ⅱ(0062)
科目番号 5E01 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業システム工学科電気情報工学コース 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『[新訂版]TOEICテスト文法・読解頻出ポイント』朝日出版社/『リスニングと語彙のミニテスト』朝日出版社
担当教員 清水 伸夫

到達目標

・TOEICや他の資格試験のスコアアップが最終目標です。                           ・品詞、文型、時制などの知識を確実なものとして、文法・語法力を高め、空欄補充問題攻略のスキルを獲得します。  ・一枚の写真に写る人物や物を位置関係という切り口からを英語で描写することで作文力を高め、ひいては多様な前置詞の用法に習熟します。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1TOEIC500点レベルに達している。文法・語法を網羅的に理解している。TOEIC400点レベルに達している。文法・語法の基礎が身についている。TOEIC300点レベルにいる。文法・語法の初歩的な知識がある。
評価項目2場所や位置をあらわす前置詞を適宜使い分けて、初見の一枚の絵や写真の内容を描写できる。場所や位置をあらわす前置詞を使い分けて、既習の一枚の写真の内容を描写できる場所や位置をあらわす基本的な前置詞の知識がある。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
【開講学期】春学期週2時間/夏学期週2時間
主教材と副教材、2冊のテキストを用います。主教材の『[新訂版]TOEICテスト文法・読解頻出ポイント』では文字通りTOEICの演習問題をこなしながら、他の検定試験の対策にも通じる力を養います。副教材の『リスニングと語彙のミニテスト』ではリスニングや語彙力の強化というよりもむしろ位置関係に特化した前置詞の習熟をめざします。
授業の進め方・方法:
授業は副教材を用いたウォーミングアップから始めます。一枚の写真をもとに英語で簡単に描写する訓練をすることで、コミュニケーションのための下地をつくります。メインの主教材では、まずは空欄補充問題攻略のため文法・語法の知識を深めてゆき、後半の読解問題への対応力を養います。下の注意点で述べられているような予習を前提とした授業になります。
注意点:
担当者から提示される到達目標ではなく、自分自身の到達目標を掲げてください。外国語の習得には、受動的な姿勢ではなく能動的、積極的な取り組みが絶対的に必要です。自分自身の到達目標は、「品詞の区別ができるようになる」とか「絵を見て、描かれている内容を英語で言えるようになる」とか、最初は易しいものでいいのです。そういう目標を持った上で、主体的にテキストの予習と復習をしてください。また、TOEICなどの検定試験は時間との戦いでもあります。限られた時間内に即答できる力をつける必要があります。予習では逐語的な意味にこだわらずに、つまり辞書を引かずに、これまでの英語力を総動員して解答したうえで授業に臨んでください。逐語訳にこだわるなとはいえ、当然のことながら常に語彙力増強には励まねばなりません。各自趣向を凝らした努力を求めます。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Section 1 文法・語法    Unit 1 - 品詞 空所の位置・前後を見てどの品詞が入るのかを判断する。選択肢の語形から品詞を判断。
2週 Unit 2 - 動詞の形① 時制 時を示すキーワードを探し、それに合った時制を選ぶ。
3週 Unit 3 - 動詞の形② 能動鯛・受動態と分詞 主語(あるいは名詞)が動作をするのかされるのか、直後に目的語があるかないかを判断する。
4週 Unit 4- 動詞の形③ その他いろいろ 原形、-ing、過去分詞が入るパタン。主語と動詞の一致。並列、使役動詞、分詞構文など。
5週 Unit 5 - 前置詞と接続詞 基本的な意味、多様な意味、熟語的な用法を判断する。等位・従位接続詞、相関接続詞。
6週 Unit 6- 代名詞と関係詞 格の判断(文中の位置、単数か複数か、人か物か)。
7週 Unit 7- 比較と可算・不可算名詞 比較の級の判断(asやthanやtheなどのキーワードから)。単数・複数に関する頻出問題。
8週 Unit 8 - 長文穴埋め問題 独立問題(文法問題)か文脈問題かを判断する。
2ndQ
9週 Section 2 読解      Unit1ー Advertisements 冒頭の見出しなどから、何について書かれているか、文書の目的を判断する。設問形式への慣れ。
10週 Unit 2 - Letters, E-mails, & Text messages chains
設問から具体的な情報をさぐり、選択肢との照合をする。NOT型に注意。
11週 Unit 3 - Notices, Instructions, & Announcements 数量的な表現に注意、早計な判断は禁物。間違えそうな落とし穴に気づく。
12週 Unit 4 - Articles & Web pages 文挿入の位置問題は文脈を判断(前後の文章、代名詞がさすものなどを手掛かりに)
13週 Unit 5 - Double Passages 1つの文書だけで解決する問題と2つの文書を参照して解決する問題の判断。
14週 Unit 6 - Triple Passages 文書を横断的に読み、照合しながら読む。
15週 Let's Review! 総合問題。
16週 Final Writing Assignment

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。2
合意形成のために会話を成立させることができる。2
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。2
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。2
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる2
複数の情報を整理・構造化できる。2
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。2
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。2
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。2
事実をもとに論理や考察を展開できる。2
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。2

評価割合

試験小テスト・課題合計合計
総合評価割合12080200400
総合評価割合6040100200
基礎的能力6040100200
専門的能力0000
分野横断的能力0000