到達目標
・定常偏差や過渡特性について説明できること。
・ボード線図,ニコルズ線図を作成し,周波数特性から過渡特性を評価できること。
・制御系の補償方法を正しく説明できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
定常偏差や過渡特性 | 定常偏差や過渡特性について正しく説明できる。 | 定常偏差や過渡特性について部分的に説明できる。 | 定常偏差や過渡特性について全く説明できない。 |
過渡特性の評価 | ボード線図,ニコルズ線図を作成し,周波数特性から過渡特性を正しく評価できる。 | ボード線図,ニコルズ線図を作成できるが、周波数特性から過渡特性を評価できない。 | ボード線図,ニコルズ線図を作成できず,周波数特性から過渡特性を評価できない。 |
制御系の補償方法 | 制御系の補償方法を正しく説明できる。 | 制御系の補償方法を部分的に説明できる。 | 制御系の補償方法を全く説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
【開講学期】春学期週2時間、夏学期週2時間
本学科の教育目標の1つは「エネルギー・エレクトロニクス・情報通信の3分野に関する専門的知識と技術を問題解決に利用できること」である。本科目はこれら3分野に共通する専門工学のひとつである。本科目では,初等的な微分・積分の知識を用いて,主として周波数領域で考える古典制御理論を用いた1入力1出力システム(連続時間系)の解析手法ならびに制御系設計手法について理解することを目標とする。【開講学期】春学期 週2時間・夏学期 週2時間
授業の進め方・方法:
・授業は講義を中心に行い,理解を深めるために適宜演習を取り入れる。
・古典制御理論を用いた制御系の設計手法についても学習する。
・試験80%,レポート課題20%として評価を行う。答案は採点後返却し,達成度を伝達する。総合評価は100点満点として,60点以上を合格とする。なお、補充試験を実施する場合には、試験100点満点として、60点以上を合格とする。
注意点:
・4年次の制御工学Ⅰおよび工学演習の内容を十分に復習しておくこと。
・数学では,ラプラス変換,フーリエ変換,行列,複素数を復習しておくこと。
・演習では電卓,パソコンを使用する。
・自学自習の成果は、レポート課題および到達度試験によって評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
フィードバック制御系の設計方針 |
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3週 |
制御系の設計仕様:定常特性(定常偏差による評価) |
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4週 |
制御系の設計仕様:過渡特性の評価 |
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5週 |
周波数特性による過渡特性の評価(ボード線図) |
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6週 |
周波数特性による過渡特性の評価(ニコルズ線図) |
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7週 |
2次系の過渡特性と周波数特性の関係 |
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8週 |
2次系の過渡特性と周波数特性の関係,演習 |
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2ndQ |
9週 |
制御系設計法,補償方法 |
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10週 |
サーボ系の設計 |
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11週 |
パソコンによる制御系設計演習 |
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12週 |
パソコンによる制御系設計演習 |
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13週 |
プロセス系の設計 |
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14週 |
総合演習 |
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15週 |
到達度試験 (答案返却とまとめ)
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 制御 | システムの定常特性について、定常偏差を用いて説明できる。 | 4 | |
システムの周波数特性について、ボード線図を用いて説明できる。 | 4 | |
フィードバックシステムの安定判別法について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 到達度試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |