概要:
【開講学期】夏学期週2時間、秋学期週2時間
本コースの教育目標に、1.与えられた課題に対して計画的に仕事ができ、期限までに報告書としてまとめることができる。2.他の技術者と協調しながら、自ら創意工夫してものづくりやシステムづくりができる。3.論理的な記述力、討議発表力、英語力を有し、自主的・継続的に自己を伸ばせる、がある。この目標に対して、卒業研究の準備を兼ねて、専門科目の学習を更に深め、卒業研究のための基本的な専門知識・周辺知識を身につけることを目標にする。さらに研究室というグループの団体行動に加わり、コミュニケーション能力の向上を目指す。
授業の進め方・方法:
・第1回目に行う配属希望調査をもとに、各研究室に2~6名が配属される。担当指導教員の指示に従い、研究テーマに関する資料収集、実験装置の設計・試作、ソフトウェアの使い方・作り方を経験し、卒業研究テーマの内容を深く考え、自主的に学習する。また、グループ内での連携をとり、困難な課題等に関して互いに助け合いながら協力することが肝要である。
・各担当教員が研究課題等のレポート、研究ノートの添削、実験装置の取り扱いの習熟度やソフトウェアの使い方、製作状況等をもとに総合的に評価する。60点以上を合格とする。レポートや研究ノートに適宜添削を行うことやミーティングで達成度を伝える。
注意点:
・卒業研究につながる内容であり、電気情報工学コースの学問的水準を保つ上でも重要な科目である。
・研究テーマの目的・内容を理解し、各自が積極的に学習することが必要である。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 3 | |
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。 | 3 | |
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。 | 3 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | |
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 3 | |
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 3 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 3 | |