システム情報工学(2331)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 システム情報工学(2331)
科目番号 5E32 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科電気情報工学コース 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員作成プリント
担当教員 佐藤 茂雄,佐藤 裕幸,猪股 俊光

到達目標

(1)システム工学 :線形計画問題とネットワーク計画問題を理解し、解法を適用できること。
(2)知能集積工学:知的情報処理システムの基本概念と階層的システム設計を把握できること。
(3)情報理論   :情報理論の本質を理解し、符号化の概念を習得できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
線形計画問題とネットワーク計画問題を理解し、解法を適用できる。さまざまな線形計画問題とネットワーク計画問題について、解法を適用できる基本的な線形計画問題とネットワーク計画問題について、解法を適用できる線形計画問題とネットワーク計画問題について、解法を適用できない
知的情報処理システムの基本概念と階層的システム設計を把握できる。さまざまな知的情報処理システムの基本概念と階層的システム設計を説明できる基本的な知的情報処理システムの基本概念と階層的システム設計を説明できる知的情報処理システムの基本概念と階層的システム設計を説明できない
情報理論の本質を理解し、符号化の概念を習得できる。情報理論の本質を理解し、符号化の概念を説明し、活用できる情報理論の本質を理解し、符号化の概念を説明できる情報理論の本質を理解し、符号化の概念を説明できない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】春学期、夏学期 集中30時間
電気情報工学コースの教育目標の一つは、電気情報工学分野の知識と技術を修得することである。システム情報工学は、システム工学、知能集積工学、情報理論に関して、それぞれ次の目標で授業を行う。
(1)システム工学 :システムのモデリングと最適化について理解を深める。さらに、システムにおける最適化手法の一つである線形計画法について、その解法の原理を学び、手法を利用できるようにする。
(2)知能集積工学:集積回路の基本機能とその製作方法をデバイスレベルから把握し、各種機能ブロックの構成とそれを用いた知的情報処理システムの概要を理解することを目標とする。
(3)情報理論   :社会において極めて重要な役割を果たす情報を理論的に取り扱い、その本質を明らかにするとともに、現在の情報技術との係わりを解説する。
授業の進め方・方法:
(1)システム工学 :システムの基礎理論・手法の概要、線形計画問題やネットワ-ク計画問題等について
(2)知能集積工学:集積回路の基礎、集積化知的コンピュ-タシステム等について
(3)情報理論   :情報理論、情報源、符号化等について
評価方法は以下である。
(1)システム工学 :線形計画問題やネットワーク計画問題を解く課題のレポート100%。
(2)知能集積工学 :講義中の小テスト50%、講義内容のレポ-ト50%。
(3)情報理論   :講義内容に関連するレポート100%。
1-3の配分で評価し、授業時間比率で計算し、60点以上を合格とする。レポートを返却し、達成度を伝達する。
注意点:
・科目名は1つであるが、3名の非常勤講師による3テ-マの講義内容で構成される。
・集中講義形式で実施されるため、通常の時間割の記載と異なる。予定をしっかり確認すること。
・集中講義形式で授業の進行が速いので、講義内容をより深く理解するために、予習・復習をしっかり行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 集積回路の基礎(VLSIの動向、集積回路製作プロセス)
2週 集積回路の基礎(VLSIの動向、集積回路製作プロセス)
3週 MOSトランジスタの基本(基本動作と原理、基本ゲ-ト)
4週 MOSトランジスタの基本(基本動作と原理、基本ゲ-ト)
5週 機能ブロック(論理演算・順序回路、メモリ回路、アナログ増幅回路)
6週 機能ブロック(論理演算・順序回路、メモリ回路、アナログ増幅回路)
7週 集積化知的コンピュ-タシステム(脳型計算機とその応用)
8週 システムとは、システム工学とは、基本理論・手法の概要、線形計画問題、定式化と最適化
2ndQ
9週 システムとは、システム工学とは、基本理論・手法の概要、線形計画問題、定式化と最適化
10週 単体法の原理と適用法、線形計画問題の解集合、ネットワ-ク計画問題
11週 単体法の原理と適用法、線形計画問題の解集合、ネットワ-ク計画問題
12週 情報と情報理論、通信系のモデル、離散的な情報源、情報源と通信路
13週 情報と情報理論、通信系のモデル、離散的な情報源、情報源と通信路
14週 符号化と効率、誤りの検出と訂正
15週 符号化と効率、誤りの検出と訂正、まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

システム工学レポート知能集積工学レポート知能集積工学小テスト情報理論レポート合計
総合評価割合27232327100
基礎的能力00000
専門的能力27232327100