電気情報基礎Ⅲ(2046)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気情報基礎Ⅲ(2046)
科目番号 0165 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科電気情報工学コース 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 東京電気大学編 入門電磁気学(東京電機大学出版局)
担当教員 佐々木 修平

到達目標

電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。
ビオ・サバールの法則、アンペールの法則を用いて、簡単な磁界計算ができる。
電磁誘導を説明でき、インダクタンスに関する計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電界電界、電位、電気力線、電束を説明でき、応用問題を解くことができる。電界、電位、電気力線、電束を説明でき、基本問題を解くことができる。電界、電位、電気力線、電束を説明でき、基本問題を解くことができない。
静電容量静電容量を説明でき、応用問題を解くことができる。静電容量を説明でき、基本問題を解くことができる。静電容量を説明でき、基本問題を解くことができない。
磁界ビオ・サバールの法則、アンペールの法則を用いて、応用問題を解くことができる。ビオ・サバールの法則、アンペールの法則を用いて、基本問題を解くことができる。ビオ・サバールの法則、アンペールの法則を用いて、基本問題を解くことができない。
電磁誘導電磁誘導を説明でき、インダクタンスに関する応用問題を解くことができる。電磁誘導を説明でき、インダクタンスに関する基本問題を解くことができる。電磁誘導を説明でき、インダクタンスに関する基本問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気情報工学科の教育目標の一つは、電気工学の専門基礎に関する知識を身に付けることである。本科目では、静電気と磁界に関する理論を習得し、電磁現象の基本的な考え方を理解することを目標とする。
授業の進め方・方法:
電気および電子工学の学習分野は、極めて広く、応用技術も多岐にわたる。これらの電気・電子技術を学び、理解し、活用していくために、その基礎となる電磁気学の分野について学習する。理解度を確かめるために簡単な演習問題(小テスト)を行う。
注意点:
講義内容を理解するために、予習・復習をしっかり行うこと。
電気回路(オームの法則)や三角関数について、よく復習しておくこと。
与えられた問題を解くだけでなく、自主的にさまざまな問題に取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 静電誘導
2週 電界
3週 ガウスの定理
4週 電位
5週 静電容量
6週 コンデンサを用いた回路計算
7週 中間到達度試験
8週 磁気
4thQ
9週 電磁誘導
10週 磁界
11週 ビオ・サバールの法則
12週 磁界計算
13週 磁気ヒステリシス
14週 磁気回路
15週 インダクタンスを用いた回路計算
16週 到達度試験(答案返却とまとめ)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。4
電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。4
ガウスの法則を説明でき、電界の計算に用いることができる。4
導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。3
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。4
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。4
静電エネルギーを説明できる。4
電流が作る磁界をビオ・サバールの法則およびアンペールの法則を用いて説明でき、簡単な磁界の計算に用いることができる。4
電流に作用する力やローレンツ力を説明できる。4
磁性体と磁化及び磁束密度を説明できる。3
電磁誘導を説明でき、誘導起電力を計算できる。4
自己誘導と相互誘導を説明でき、自己インダクタンス及び相互インダクタンスに関する計算ができる。4
磁気エネルギーを説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000
0000000