エンジニアリングデザインⅠ(5920)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 エンジニアリングデザインⅠ(5920)
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学専攻電気情報システム工学コース 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教員作成用プリント
担当教員 丸岡 晃

到達目標

 エンジニアリングデザインとは、「数学・基礎科学から人文社会科学に至る様々な学習成果を集約し、経済・環境・倫理・健康と安全・製造可能性・持続可能性などの現実的な条件の範囲内で、ニーズに合ったシステム、エレメント(コンポーネント)、方法を開発する創造的で、たびたび反復的で、オープンエンドなプロセス」である。
 本科目では、後期に続く演習科目エンジニアリングデザインⅡのテーマ内容とその背景を知り、社会の問題・ニーズに対する工学的対応について理解し解決方法を考察することを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
課題の社会的背景を理解できる十分に問題点を理解し説明できる課題の問題点を理解できる課題の問題点を理解していない
解決方法を提案できる十分に解決方法や日程を説明できる解決方法や日程を説明できる解決方法を提案できない
現実的条件に対して検証できる十分に現実性を検証している現実性を検証している現実性を検証できない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP4 ◎ 説明 閉じる
地域志向 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目では、県内の企業や機関等の技術者を外部講師に迎え、様々な分野における課題を提示する。それらについて、各自で現実的条件を踏まえた解決方法を考え、技術者としての応用力を養うことを目的とする。
※実務との関係
この科目は、医工分野、観光分野、地場産業(科学、食品、環境)分野の特徴や課題等について、講義形式で授業を行うものである。全8週のうち、第2週から第6週の授業は、企業、市役所、病院で、現場の課題やニーズを把握している者が担当する。
授業の進め方・方法:
注意点:
覚えること以上に、”自ら”考え、選択し、提案し、検証する事が大切である。
考える力の養成のため、すべてのテーマについて十分に考察すること。
未知の内容については、積極的に質問したり調べたりすること。
自主学習の成果は報告書の内容によって評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、エンジニアリングデザイン(ED)とは
キャリア教育
EDの目的と内容を理解する。
将来の進路決定のための情報収集を行う。
2週 災害と復興およびボランティア活動 医工分野、観光分野、地場産業(科学、食品、環境)分野の特徴や課題等について、関係機関・企業からの講師による具体的な問題と解決策の事例紹介の講演を行うものである。
3週 地場産業(食品の開発と製造)の特徴と課題 第2週と同じ
4週 観光および美術館の特徴と課題 第2週と同じ
5週 医工福祉(病院)の特徴と課題 第2週と同じ
6週 地域環境調査・分析の特徴と課題 第2週と同じ
7週 地場産業(水産科学館)の特徴と課題 第2週と同じ
8週 プロジェクトマネージャ(PM)、まとめ、エンジニアリングデザインⅡの担当テーマと班編成 課題解決のための手段や日程等を設定できる。
レポート作成および各テーマの担当を決定する。
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる4
複数の情報を整理・構造化できる。4
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。4

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
報告書の内容100100
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