知能システム工学(7905)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 知能システム工学(7905)
科目番号 0063 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 産業システム工学専攻電気情報システム工学コース 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 知能システム工学入門,松本・黄瀬・森共著,コロナ社/教員作成資料
担当教員 釜谷 博行

到達目標

・各種探索法のアルゴリズムについて正しく理解し,説明できること。
・ファジィ制御、強化学習の仕組みについて正しく説明できること。
・C言語のプログラムを理解し,自由に改変できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 本専攻の教育目標のひとつは,電気工学とそれを利用した専門知識を身につけ,それらを問題解決に応用できることである。これを受けて,本科目では,人間の知的活動を支援する工学技術を生み出す能力を身につけるため,知能情報処理システムの基礎として,人間の知的思考メカニズムおよび生物の適応・学習メカニズムを取り入れた知能システムの基本的考え方,それらの応用について講義する。
授業の進め方・方法:
 まず,モデル化と知識表現,エージェントなどの人工知能技術の基礎について述べる。つぎに,状態空間における各種探索法について具体的なアルゴリズムを示しながら解説する。さらに,きっちり決められた一連の手順にしたがった従来型の計算機利用(ハードコンピューティング)を脱皮して,もう少し人間らしいしなやかで柔軟な利用法(ソフトコンピューティング)について学ぶ。ソフトコンピューティングの基盤技術として,ファジィ理論,強化学習を取り上げる。
注意点:
・各種アルゴリズムの動作確認のためにコンピュータを用いる。C言語について復習しておくこと。
・教科書中のわからない語句は各自積極的に調べること。
・予習、復習を心がけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 知能システム工学の概要
2週 モデル化と知識表現
3週 エージェント
4週 状態空間の探索
5週 各種探索法のアルゴリズム
6週 各種探索法のアルゴリズム
7週 ファジィ理論
8週 ファジィ制御
2ndQ
9週 ファジィ制御プログラムの実現
10週 ファジィ制御のシミュレーション実習
11週 強化学習
12週 強化学習アルゴリズムの実現
13週 強化学習プログラムの実現
14週 強化学習のシミュレーション実習
15週 期末試験の答案返却とまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000