到達目標
1)周期表を理解している。
2)元素とその化合物の性質を理解している。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
周期表の理解 | 周期表について理解しており、説明できる。 | 周期表について理解している。 | 周期表について理解していない。 |
評価項目2
元素とその化合物の性質についての理解 | 元素とその化合物の性質について理解しており、その特徴を説明できる。 | 元素とその化合物の性質について理解している。 | 各元素とその化合物の性質の違いを理解できない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
【開講学期】秋学期週2時間、冬学期週2時間
日常の様々な物質は、周期表に表された種々の元素やその化合物により構成される。元素は個々の性質からハロゲンやアルカリ金属などいくつかの特有のグループにわけることができる。今後、マテリアル・バイオ工学コースの授業や実験では数多くの物質を扱うが、これらの理解には元素の性質を知ることが必須である。ここでは、各元素とその化合物の性質を学び、元素に対する理解を深めることを目的とする。
授業の進め方・方法:
はじめに周期表の表現方法を学び、次に各元素とその化合物について学ぶ。量などの化学計算がほとんどなく、元素の性質を覚えていくことが主となる。
各元素について授業が終われば、課題を課す、小テストを行うなどして、理解を深められるようにする。
〇評価方法
・到達度試験70%、課題30%の割合で評価する。
※ 課題の提出遅れは50%として評価する。
※ 課題提出の最終締切は到達度試験前までとする。
・総合評価は、100点満点として、60点以上を合格とする。
・補充試験の場合は、補充試験の点数のみで合格となり、60点として評価する。
※ 補充試験は最終開講学期末の総合成績が60点未満の学生に対し1回のみ実施する。
注意点:
授業では周期表に表された全ての元素は扱えないため、重要元素のみの学習となる。重要元素だけでも覚える量は非常に多いので、予習復習が必要となる。元素に興味を持ち、継続して学習すること。余裕があれば授業で扱わない元素についても積極的に興味を持って各自学習して欲しい。
また、授業内容は既習の内容は特に説明しない。適宜、教科書「化学基礎」を併用し、自学自習に努めること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
周期表と元素の性質 |
周期表の見方(族、周期)を説明できる。
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2週 |
水素と希ガス、ハロゲンとその化合物 |
水素と希ガス、ハロゲンとその化合物の性質や特徴を説明できる。
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3週 |
酸素とその化合物 |
酸素とその化合物の性質や特徴を説明できる。
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4週 |
硫黄とその化合物 |
硫黄とその化合物の性質や特徴を説明できる。
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5週 |
窒素・リンとその化合物 |
窒素・リンとその化合物の性質や特徴を説明できる。
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6週 |
炭素・ケイ素とその化合物 |
炭素・ケイ素とその化合物の性質や特徴を説明できる。
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7週 |
演習 |
総復習として演習に取り組み、非金属元素全般の性質や特徴を説明できる。
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8週 |
到達度試験 |
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4thQ |
9週 |
アルカリ金属とその化合物 |
アルカリ金属とその化合物の性質や特徴を説明できる。
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10週 |
2族元素とその化合物 |
2族元素とその化合物の性質や特徴を説明できる。
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11週 |
1,2属以外の典型元素とその化合物、遷移元素とその化合物 |
亜鉛、アルミニウム、スズ、鉛とその化合物の性質や特徴を理解する。遷移元素と典型元素の違いを説明できる。
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12週 |
鉄とその化合物,銅とその化合物 |
鉄とその化合物,銅とその化合物の性質や特徴を説明できる。
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13週 |
銀とその化合物 |
銀とその化合物の性質や特徴を説明できる。
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14週 |
その他遷移元素とその化合物 |
その他、遷移金属とその化合物の性質や特徴説明できる。
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15週 |
演習 |
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16週 |
到達度試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。 | 3 | 後1,後15 |
物質が原子からできていることを説明できる。 | 3 | 後1 |
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 3 | 後1 |
原子のイオン化について説明できる。 | 3 | 後1,後2 |
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。 | 3 | 後1 |
イオン結合について説明できる。 | 3 | 後1 |
共有結合について説明できる。 | 3 | 後1 |
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 無機化学 | イオン結合と共有結合について説明できる。 | 2 | |
金属結合の形成について理解できる。 | 2 | 後9 |
評価割合
| 試験 | 課題・レポート等 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 30 | 80 |
専門的能力 | 20 | 0 | 20 |