空間デザイン(0980)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 空間デザイン(0980)
科目番号 4C12 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科マテリアル・バイオ工学コース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 資料を適宜配布する。
担当教員 馬渡 龍,金 善旭,今野 大輔

到達目標

本科目の履修を通じて以下の目標に到達することが重要である。
1.西洋建築における技術と様式について理解すること。【馬渡教員】
2.東アジア建築における技術と様式について理解すること。【金教員】
3.現代建築構造に関する技術を理解すること。【今野教員】

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1西洋建築における技術と様式について良く理解している。西洋建築における技術と様式について理解している。西洋建築における技術と様式について良く理解できていない。
評価項目2東アジア建築における技術と様式について良く理解している。東アジア建築における技術と様式について理解している。東アジア建築における技術と様式について良く理解できていない。
評価項目3現代建築構造における技術と様式について良く理解している。建築構造における技術と様式につ いて理解している。建築構造における技術と様式について良く理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 ◎ 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP4 〇 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】春学期週2時間
私達にとって最もなじみ深い工業製品である自動車は、約250年前に誕生したとされる。当初の自動車の姿は車体にエン
ジンを積みながら、外見は馬車の姿をしていた。自動車という製品は250年という長い時間をかけて進化をとげ、今私達
が知る自動車という様式をまとうようになった。そう考えると、世のなかに存在する工業製品の多くは、技術の成熟化
にともない様式として確立していくものである。
建築の歴史を見ると、ある時代のある場所(地域)にみられる建築は、その時代や場所固有の様式styleを有し、それは
その時代において産み出された先端の建築技術を根拠に成立している。
本講義は、建築様式の確立において大きな影響を持つ建築技術を見ながら、建築技術の確立に大きな影響を与える固有
条件(気候や材料など)を見ながら、様式と技術の関係性を紐解いていく。
授業の進め方・方法:
本講義は、西洋・近代建築、現代建築、東アジア建築それぞれの建築様式の確立において大きな影響を持つ建築技術を
見ながら、建築技術の確立に大きな影響を与える固有条件(気候や材料など)を見ながら、様式と技術の関係性を紐解
いていく。
注意点:
・各テーマごとに理解を確認する為のレポートを出題し、これをもとに成績評価を行う。
・授業を通じて得られた理解は将来各テーマに関連する場所を訪れたときに是非役立てて欲しい。
・他分野の技術発展史をたどることで自ら専門とする分野におけるものづくりに役立てて欲しい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 講義の流れを理解する。
2週 西洋建築(石とアーチ構造) 西洋建築におけるアーチ構造の原理について説明できる。
3週 西洋建築(様式と技術) 西洋建築における様式と技術について説明できる。
4週 東アジア建築(気候と建築の固有性) 東アジア建築における気候と建築の固有性について説明で
きる。
5週 東アジア建築(様式と技術) 東アジア建築における様式と技術について説明できる。
6週 現代建築構造の技術 現代建築構造の技術について説明できる。
7週 現代建築構造の技術 現代建築構造の技術について説明できる。
8週 まとめ 全体のまとめ
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。1
近現代都市の特質と課題について説明できる。3
近代の都市計画論について説明できる。1
現代にいたる都市計画論について説明できる。1
モデュールについて説明できる。1
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。1
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。1
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。1
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。1
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。1
建築計画・設計の手法一般について説明できる。1
都市と農村の計画について説明できる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000