ロボティクス(0986)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 ロボティクス(0986)
科目番号 4C19 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科マテリアル・バイオ工学コース 対象学年 4
開設期 夏学期(2nd-Q) 週時間数 2nd-Q:2
教科書/教材 たのしくできるArduino電子工作,牧野浩二著,東京電機大学出版 教員作製プリント
担当教員 郭 福会,細川 靖

到達目標

マイコンによる計測や制御のロボテッィクス基礎理論を説明できること。
センサを用いたサーボモータの制御ができ、説明できること。
与えられたテーマに対し、実際に動作する回路作成を行いプログラムを作成して、意味を理解できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ロボテッィクス基礎理論を説明できるロボテッィクス基礎理論を説明できる一部,ロボテッィクス基礎理論を説明できるロボテッィクス基礎理論を説明できない
評価項目2センサを用いたサーボモータの制御ができ、説明できるセンサを用いたサーボモータの制御ができ、説明できる一部,センサを用いたサーボモータの制御ができ、説明できるセンサを用いたサーボモータの制御と説明ができない
回路作成を行いプログラムを作成して、意味を理解できる回路作成を行いプログラムを作成して、意味を理解できる一部,回路作成を行いプログラムを作成して、意味を理解できる回路作成、プログラム作成、意味理解ができない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP2 〇 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP3 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ロボティクスでは,ロボティクス分野の基礎となる,マイコンボード(Arduino)を用いた,プログラミングによる制御技術を中心に,センサー技術・機械機構学などを総合して,ロボットの設計・製作および運転に関する授業を行う
【開講学期】夏学期週2時間
授業の進め方・方法:
座学だけでは実際の動作を理解しにくいため,動作理解のための演習を行う。学修単位科目なので,宿題がある。最後に到達度試験を行う。以下の項目について学習や演習を行い,自作教材とマイコンボード(Arduino)によるサーボモータを用いた制御を理解する。
評価は、到達度試験(60%)、演習・課題等(40%)に基づく。100点満点で評価し、合格点は60点である。答案を返却し、達成度を伝達する。補充試験での合格の場合は総合評価を60点とする。
注意点:
マイコンボードのプログラミングを行うので,C言語の文法を理解・習得していることが必須である(C言語基礎の単位修得をしていることが望ましい)。また,センサ回路の理解には電気回路や電子工学の基礎知識も重要となる,講義までにこの分野を復習すること。パソコンを用いた演習教材の関係で履修人数は36名までである。自学自習の成果は宿題と到達度試験によって評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
2ndQ
9週 コンピュータ制御と組み込み技術・マイコン演習1 コンピュータ制御と組み込み技術のマイコン演習ができる。
10週 Arduino命令の基礎・マイコン演習2 Arduino命令の基礎のマイコン演習ができる。
11週 インタフェース・センサ入門・マイコン演習3 インタフェース・センサ入門のマイコン演習ができる。
12週 I2CLCDセンサ応用・マイコン演習4 I2CLCDセンサ応用のマイコン演習ができる。
13週 アクチュエータ基礎とサーボ・マイコン演習5 アクチュエータ基礎とサーボのマイコン演習ができる。
14週 センサ・サーボとリンク機構・マイコン演習6 センサ・サーボとリンク機構のマイコン演習ができる。
15週 センサ・サーボとリンク機構とオシロ計測・マイコン演習7 センサ・サーボとリンク機構とオシロ計測のマイコン演習ができる。
16週 到達度試験(答案返却とまとめ) 到達度試験で達成度を確認する。まとめで振り返りを行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習・課題合計
総合評価割合6040100
基礎的能力403070
専門的能力201030