現代社会B(0216)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 現代社会B(0216)
科目番号 0061 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科マテリアル・バイオ工学コース 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 松島隆弘(編)『哲学・倫理学概論』, 学術図書出版社, 2016./用語集「現代社会」編集委員会(編)『用語集現代社会+政治・経済』, 清水書院, 2017.
担当教員 高橋 要

到達目標

現代の社会における倫理的問題について、自分自身の考えを持ち、それを他人に説明できるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地域と時代による「倫理」の違いを理解し、それをもとに現代の倫理的問題を考えることができる地域と時代による「倫理」の違いを理解している地域と時代による「倫理」の違いを理解していない
評価項目2普遍的な倫理の意味を理解し、現代の倫理的問題に自分自身の見解を持つことができる普遍的な倫理の意味を理解している普遍的な倫理の意味を理解していない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
古代から受け継がれてきた「倫理」の考え方を学び、現代社会における倫理のあり方を主体的に考える力を身につける。
授業の進め方・方法:
倫理学において検討されてきた基礎的な知識を講義したあと、いくつかの倫理に関するテーマについて、各自が調べ考えてきたことを他人に説明し検討し合うことで考えを深める、というグループワークを行う。
注意点:
授業で得た知識を基に、提起されたテーマについて自ら調べ主体的に考える姿勢、自分の考えた結果を正確に他人に伝える努力、他人と意見を交換して検討し合う協調、という積極的な態度が求められる。「倫理」の意味と現代の倫理学における「倫理」の定義

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 「倫理」の意味と現代の倫理学における「倫理」の定義
東洋思想と西洋思想における「倫理」の違いを理解する
2週 グループワーク1 「偽善は善か悪か」 偽善をもとに倫理的結果主義と倫理的動機主義との理解を深める
3週 価値の種類と区分および倫理的価値 価値論における価値の種類分けおよび価値の区別をもとに「善」の意味を理解する
4週 グループワーク2 「アファーマティブ・アクションは公正か」 形式的平等と実質的平等との違いを理解し、自分の立ち位置を検討する
5週 倫理の根拠と応用倫理学 倫理意識の構造を理解し、現代の応用倫理学の目的・方法・対象・分野を理解する
6週 グループワーク3 「トロリー問題をどう考えるか」 功利主義の限界を理解し、二重結果論についての理解を深める
7週 グループワーク4 「生命倫理上の諸問題の調査と検討」 生命倫理学の原則を学び、それをもとに現在の生命倫理上の問題への理解を深める
8週 到達度試験
(答案返却とまとめ)
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力50500000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000