化学Ⅴ(0236)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 化学Ⅴ(0236)
科目番号 0126 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科マテリアル・バイオ工学コース 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 化学Ⅰ、化学Ⅱの教科書、教員作成資料
担当教員 門磨 義浩

到達目標

1. 物質量、分子量、濃度、溶解度などの専門用語を理解している。
2. 物質量、分子量、濃度、溶解度などの値を計算で求めることが出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
専門用語の理解物質量、分子量、濃度、溶解度などの専門用語を理解し、説明できる。物質量、分子量、濃度、溶解度などの専門用語の大まかな内容を説明できる。物質量、分子量、濃度、溶解度などの専門用語の違いがわからない。
専門用語を用いた計算条件から物質量、分子量、濃度、溶解度などの値を計算で求めることができる。物質量、分子量、濃度、溶解度などに関係する反応式を書くことができる。物質量、分子量、濃度、溶解度などの値と計算式が結びつかない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 通常の化学の授業ではどのような反応が起こるかという定性的な扱いが多くなっている。一方で反応物や生成物の物質量や濃度を定量的に扱い知ることも非常に重要である。定量的扱いは今後の学生実験では不可欠となる。そこで物質量や濃度など化学で用いられる量や値を演習により計算できるようになることを目的とする。
授業の進め方・方法:
 授業では1年生で学んだ一般化学の基礎的な化学計算の講義・演習を行う。また、溶解度 などの専門用語を理解していないと何を計算するのかわからなくなるため、専門用語についての講義も行う。授業内で演習するとともに各自自宅で課題をこなすことにより、計算を繰り返して行うことができる。繰返しの訓練により計算方法を習熟できるようにしている。
注意点:
 物質量や濃度などを計算で求める操作は、実際に実験を行う場合に不可欠となる。間違えて計算した量を用いて実験を行うと重大な事故を起こす場合もある。その点を留意して各自繰返しの計算訓練により計算技術を身につけるよう努力すること。使う数値の単位により計算結果は異なるため、単位に気をつけて計算を行うこと。電卓は常時準備しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 物質量と原子量・分子量 物質量と原子量・分子量について理解し、計算等取り扱えるようになる。
2週 物質量と原子量・分子量 物質量と原子量・分子量について理解し、計算等取り扱えるようになる。
3週 気体の状態方程式 気体の状態方程式について理解し、計算等取り扱えるようになる。
4週 気体の状態方程式 気体の状態方程式について理解し、計算等取り扱えるようになる。
5週 溶液の濃度、いろいろな濃度の表し方 溶解度について理解溶液の濃度、いろいろな濃度の表し方について理解し、計算等取り扱えるようになる。
6週 溶液の濃度、いろいろな濃度の表し方 溶解度について理解溶液の濃度、いろいろな濃度の表し方について理解し、計算等取り扱えるようになる。
7週 溶解度 溶解度について理解し、計算等取り扱えるようになる。
8週 溶解度 溶解度について理解し、計算等取り扱えるようになる。
2ndQ
9週 化学反応と反応熱 化学反応と反応熱について理解し、計算等取り扱えるようになる。
10週 化学反応と反応熱 化学反応と反応熱について理解し、計算等取り扱えるようになる。
11週 酸・塩基反応 酸・塩基反応について理解し、計算等取り扱えるようになる。
12週 酸・塩基反応 酸・塩基反応について理解し、計算等取り扱えるようになる。
13週 酸化・還元反応 酸化・還元反応について理解し、計算等取り扱えるようになる。
14週 酸化・還元反応 酸化・還元反応について理解し、計算等取り扱えるようになる。
15週 到達度試験 これまでの内容を理解する。
16週 答案返却・解説 これまでの内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野分析化学溶解度・溶解度積について理解し必要な計算ができる。2
強酸、強塩基および弱酸、弱塩基についての各種平衡について説明できる。2
中和滴定についての原理を理解し、酸及び塩基濃度の計算ができる。4
酸化還元滴定についての原理を理解し、酸化剤及び還元剤の濃度計算ができる。4
物理化学気体の法則を理解して、理想気体の方程式を説明できる。4
気体の分子速度論から、圧力を定義して、理想気体の方程式を証明できる。2
混合気体の分圧の計算ができる。4
熱力学の第一法則の定義と適用方法を説明できる。2
エンタルピーの定義と適用方法を説明できる。2
化合物の標準生成エンタルピーを計算できる。4
平衡の記述(質量作用の法則)を説明できる。2
諸条件の影響(ルシャトリエの法則)を説明できる。2
化学工学SI単位への単位換算ができる。1

評価割合

試験小テスト・課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000