基礎化学Ⅱ(3052)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 基礎化学Ⅱ(3052)
科目番号 0137 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科マテリアル・バイオ工学コース 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 化学基礎・化学/東京書籍、ニューグローバル 化学基礎+化学/東京書籍、ダイナミックワイド図説化学(改訂第6版)/竹内敬人 他 著/東京書籍、教員作成プリント
担当教員 川口 恵未

到達目標

有機化合物の特徴を理解する上で、その物質の化学構造と性質との間に一定の関係があることが理解できることを到達目標とする。
到達レベルは、教科書や問題集の演習問題等を自力で解答できることと、5~6回程度行う小テストが解答できることである。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1有機化合物の特徴を理解する上で、その物質の化学構造と性質との間に一定の関係があることが理解でき、解説できる。有機化合物の特徴を理解する上で、その物質の化学構造と性質との間に一定の関係があることが理解できる。有機化合物の特徴を理解する上で、その物質の化学構造と性質との間に一定の関係があることが理解できない。
評価項目2教科書や問題集の演習問題等を自力で解答できる。教科書や問題集の演習問題等を解答できる。教科書や問題集の演習問題等を解答できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現在、我々の身の回りには天然物質のみならず、多くの化学工業製品が存在しており、これらの物質を理解することは、社会生活において重要なことである。基礎化学Ⅱでは、主に工業製品、医薬品等の原料となっている有機化合物について学ぶ。有機化合物は、炭素原子と水素・酸素など比較的少数の原子との組み合わせで構成されていることを学習する。
授業の進め方・方法:
1.有機化合物は、炭素原子を骨格とした化合物であり、その種類が多く、まず有機化合物の分類や官能基について学ぶ。その後、基本的な骨格を持つ炭化水素をはじめ、各化合物の構造や性質を学習する。
2.有機化合物では、多くの化合物の性質をいくつかの基本的原理より、統一的に理解可能である。また、有機化合物の構造も種々あるが、構造と性質の間には一定の対応関係がある。これらのことが理解できるようになることを方針とする。
3.演習を重視する。随時演習問題を行い、また、小テストを5~6回程度行う。
注意点:
1.有機化学を理解する上で、最低限の暗記は必要であり、予習・復習が必要である。
2.簡単な物質の名称から構造式がイメージでき、その性質が推測できるような力を身につけること。
3.本科目は2年生から5年生まである有機化学系科目の基礎であるため、非常に重要であることを留意して学習すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 有機化合物の特徴・分類、異性体、官能基
2週 有機化合物の構造式の決定、飽和炭化水素、不飽和炭化水素
3週 アルコール、エーテル
4週 アルデヒド、ケトン、カルボン酸
5週 エステル、油脂
6週 芳香族炭化水素、フェノール
7週 芳香族アルデヒド・ケトン・カルボン酸・アミン
8週 到達度試験
(答案返却とまとめ)
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

到達度試験小テスト合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000