地理Ⅱ(0212)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 地理Ⅱ(0212)
科目番号 1Z04 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 地理B/東京書籍、新高等地図/東京書籍、GCSE Geography AQA Student Book
担当教員 河村 信治

到達目標

自然環境と人間の生活についての地理的見方、考え方が理解できる。
環境、国際社会など地理的な課題について自分自身との関わりを自覚し、広い視点を持ち、論理的に考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
多文化共生の考え方を理解し、積極的な行動ができる民族文化の多様性と、共生の考え方が理解できる異文化に対して、排他的な見方をする
地域の課題と世界の繋がりを理解し、積極的に発言や活動ができる地域の課題と世界の繋がりを理解できる地域の課題と世界の繋がりを理解できない
環境・社会の包括的な持続可能性について良く理解し、行動することができる環境・社会の包括的な持続可能性について理解できる環境・社会の包括的な持続可能性について理解できない

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP1 ◎ 説明 閉じる
ディプロマポリシー DP5 ◎ 説明 閉じる
地域志向 ◎ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】秋学期週2時間
世界の自然的環境と人間社会との関係、地域内あるいは地域間のさまざまな現象の構造や関係を理解する。
それは自分自身と、地域、国際社会、地球環境とのつながりを考えることでもある。
網羅的な知識より、諸事象の構造や関係性の理解を重視し、また現代の環境問題や国際化・情報化社会に主体的に向き合っていくための原則や基本的考え方を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
冬学期には「多文化共生」と「地域学」とを2大テーマとして、主に文化・民族をめぐる問題と、地域(北東北)の持続可能性についての課題とについて考えていく。テーマに応じて、グループワークを行うこともある。また学修単位のため、自学自習の課題も多くなる。
注意点:
冬学期は自ら調べ考える授業であり、主体的な意思表現とコミュニケーションが求められる。学習内容の復習とともに、学習のプロセスとそこから気づいたことを各自よくふりかえり整理しておくことが必要。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 文化と文明 異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識する。
2週 文化・民族をめぐる問題 世界で起こっている内戦・紛争や難民問題の厳しい現実や、日本でも起っているヘイトスピーチ等、民族対立、差別等の問題の現実と構造について理解する。
3週 紛争の解決に向けて UNHCRやNGOなど厳しい問題に取り組む国際的な活動について理解を深める。
4週 多文化共生社会とは 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。
5週 北・東北地域の可能性と課題 震災復興や人口減少(地方創成)問題について理解する。当該地域における地域づくり、まちづくりの取り組みについて理解を深め、地域社会への参加意識を高める。
6週 SDGs(持続可能な開発目標)(1) グループワークを通して、グローバルに考え、身近な課題に向き合う意識と姿勢を高める。
7週 SDGs(持続可能な開発目標)(2) グループワークを通して、グローバルに考え、身近な課題に向き合う意識と姿勢を高める。
8週 到達度試験とまとめ
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後7
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。1
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3後10,後13,後14
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3後7
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3後1
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3後2
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3後8

評価割合

到達度試験その他の課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000