到達目標
・現代の世界史に関する専門用語や知識を習得する。
・現代の国際情勢の変遷を理解する。
・現代の国際社会について自ら問いを表現し、主体的に分析し、かつ、説明することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 現代の世界史に関する専門用語や知識を理解し、説明できる。 | 現代の世界史に関する専門用語や知識を理解できる。 | 現代の世界史に関する専門用語や知識を理解できない。 |
評価項目2 | 国際情勢の変遷について理解し、説明できる。 | 国際情勢の変遷について理解できる。 | 国際情勢の変遷について理解できない。 |
評価項目3 | 現代の国際社会について自ら問いを表現し、主体的に分析し、かつ、説明することができる。 | 現代の国際社会について自ら問いを表現し、主体的に分析し、かつ、端的に説明することができる。 | 現代の国際社会について自ら問いを表現し、主体的に分析することも、説明することもできない。 |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP1 ◎
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ディプロマポリシー DP5 〇
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地域志向 〇
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教育方法等
概要:
【開講学期】秋学期週2時間
本授業では、20世紀以降の世界の歴史的変遷を概観する。20世紀の歴史を考える上で、重要な概念となるのが「民主主義」である。第一次世界大戦以降選挙権が拡大した。これにより多くの人々が政治に参加することができる一方、大衆の政治に対する影響力が高まると同時に、「民主主義とは何か」という問いを生み出すような歴史的事象も発生した。当時の人々は自分たちが見た世界をどのように解釈しているのだろうか?本授業では、エゴ・ドキュメント(私的史料)を通じて、20世紀とはどのような時代だったのかについて考察する。
・現代の世界史に関する専門用語や知識を理解する。
・現代の国際情勢の変遷を理解する。
・現代の国際社会について自ら問いを表現し、主体的に分析し、かつ、説明することができる。
授業の進め方・方法:
授業はアクティヴ・ラーニングの手法を基本として授業を実施する。授業の理解度に応じて授業内容を変更する可能性もある。
・教科書・資料集・授業プリントを用いる。また、必要な場合はオンラインでの動画配信も行う。
・第1週目で構築した自らの問いについて主体的に調べ、レポートとして提出する。
・総合評価は授業課題(20%)、レポート(20%)と学期末の到達度試験(60%)の割合で行う。
・総合評価を100点満点とし、60点以上を合格とする。
注意点:
・「民主主義」の意義について、絶えず自問自答する姿勢を持つこと。
・20世紀の歴史は、「非人道性」や「人間社会の暗部」についても垣間見ざるを得ない。授業で用いる資料の選別については慎重を期すが、心理的な負荷がかかるものも多いのであらかじめ留意しておくこと。
・国際社会の情勢や現在の我々の社会状況への関心を常に持っておくこと。理系学問との関係も絶えず念頭に置きつつ、授業に意欲的に参加すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
20世紀の政治と文化(ガイダンス)―「問い」を表現する |
授業に臨む上での注意事項並びに授業の概要について理解する。20世紀の零時と文化を概観し、自らのうちに生じた「問い」を表現する。
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2週 |
20世紀の政治と文化(1) |
20世紀の政治と文化について、さまざまな歴史資料をとおして理解する。
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3週 |
20世紀の政治と文化(2) |
20世紀の政治と文化について、さまざまな歴史資料をとおして理解する。
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4週 |
20世紀の政治と文化(3) |
20世紀の政治と文化について、さまざまな歴史資料をとおして理解する。
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5週 |
20世紀の政治と文化(4) |
20世紀の政治と文化について、さまざまな歴史資料をとおして理解する。
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6週 |
20世紀の政治と文化(5) |
20世紀の政治と文化について、さまざまな歴史資料をとおして理解する。
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7週 |
20世紀の政治と文化(6) |
20世紀の政治と文化について、さまざまな歴史資料をとおして理解する。
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8週 |
到達度試験 (答案返却とまとめ) |
答案返却とまとめ
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | 後2 |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 4 | 後2 |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5 |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | 後6,後7 |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 4 | 後2,後3,後4,後5 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 2 | 後1 |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後6,後7 |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 4 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | 後6,後7 |
評価割合
| 授業課題 | レポート | 到達度試験 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 20 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 20 | 60 | 100 |